10連休、大型連休後半の思い出を書いてみた!

大型連休前半のダイジェストは、すでに書いています。
 

 

というわけで、今回は令和初日から何をしていたかを記します。

■令和元年のイベント初めは……

5月1日(祝・水)、最初の外出は歯科検診です。特に虫歯とかはないのですが、毎月一度は歯医者に行くようにしています。若い時のような食欲はないのですが、できれば死ぬまで、自分の歯で食事を楽しみたい。というわけで、毎月メンテナンスをしているのです。

 

昼前に帰宅してからは、TVを見たり、ネットを見たり、ゲームをしたりと、ぼけーっと過ごします。そして17時ごろに令和二度目の外出。今度は文化放送・サテライトプラスで公開生配信される「クイーンズブレイド TRIANGLEスクランブル」の観覧です。

 

 

雨が降ったり降らなかったり、不安定な天候でしたが、数十人の観客が来ていました。i☆Risは、いま最も注目すべきアイドルだと思うので、いつか魅力を紹介したいと思います。(宿題その1)

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■大混雑!幾原邦彦展 ~僕たちをつなげる欲望と革命の生存戦略

2日(休・木)は「anison.grid.dj アニソンDJ練習会」を見学。そのレポートは、すでに公開しています。

 

 

3日(祝・金)は、商用原稿の執筆。そして、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿×Fate/Grand Orderコラボレーションイベント、「レディ・ライネスの事件簿」の後半戦スタートです。サーバーが落ちている間は「GRANBLUE FANTASY(グランブルーファンタジー)」をプレイしたり、「Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局 Plus」を聞いたりしていました。

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4日(祝・土)は、東京ソラマチで開催されていた「幾原邦彦展 ~僕たちをつなげる欲望と革命の生存戦略~」に行ってきました。ものすごく長い入場列の後に待っていたのは、大混雑でした。自分の中で「セーラームーン」や「少女革命ウテナ」は“昔の作品”になってしまったのですが、「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」、そして現在放送中の「さらざんまい」は、心をそわそわとさせられます。

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■令和最初の御朱印は?

5日(祝・日)は、新木場STUDIO COASTで開催された「ひなビタ♪ライブ2019 Sweet Smile merry go round」夜公演に行ってきました。その後、オタク仲間と飲み会。「ひなビタ♪」について疑問に思っていたことを、オタク仲間に教えてもらいました。「ひなビタ♪」についての考察は、別途する予定です。(宿題その2)

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6日(休・月)は、第二十八回文学フリマ東京に行ってきました。そこで購読した同人誌のレビューは、すでに行っています。

 

 

その帰り、暇だったので大森駅まで歩くことにしました。東京モノレールって、運賃が高いじゃないですか。大森駅からJRに乗れば節約できるという、生活の知恵です。

 

しかし、うっかり途中にあった磐井神社でお参り。

 

 

磐井神社御朱印は、凝っていることで有名なんですよね。というわけで、令和初の御朱印をいただきました。初穂料300円。節約のために歩いたのでは……というツッコミはない方向でお願いします。

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こんな感じで大型連休を満喫いたしました。

 

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なお拙ちゃん(グレイ)も、無事正式加入しました。

山野萌絵著、小説「メンズ地下アイドル神話大系」を購読してみた!

先月「メンズアイドルと2ショットチェキを撮ってみた!」という記事を書きました。
 
 
この時参考にしたのが、山野萌絵(めりぴょん)さんのブログだったのですが、そのブログエントリーはそもそも「同人誌に収録される原稿のプロトタイプ」だったわけです。そうなると、その同人誌が欲しくなるじゃないですか。というわけで5月6日(休・月)、東京流通センター第一展示場にて開催された第二十八回文学フリマ東京に行ってきました。

■「メンズ地下アイドル神話大系」の感想

文学フリマは「文学作品の展示即売会」です。東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットの文学版だと考えれば分かりやすいかもしれません。取りあえず13時に仕事を終え、王子駅から京浜東北線に乗車。浜松町駅から文化放送へは向かわず、東京モノレールに乗って流通センター駅へ。会場の東京流通センター第一展示場は、駅からすぐそばにあります。到着したのは14時過ぎでした。

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14時頃に撤収すると告知されていたので、間に合うか不安だったのですが、特に問題なく、2冊の新刊を購入しました。その後、会場をふらふらと回り、寄り道などもしながら帰宅します。6日は疲れたため、そのまま就寝。7日になって「メンズ地下アイドル神話大系」を開いたのでした。小説を読むのは、おそらく1、2年ぶり。「大丈夫かな~」と思いましたが、無事読み終えることができました。

 

小説の導入は、山野さんのブログから引用します。

 

目が覚めると私はクラブキャメロットのトイレでぶっ倒れていた! 様子のおかしいメンズ地下アイドル・渉くんと平成三十年の大晦日に遭遇した「私」はその晩、全身ジルバイ・ジルスチュアートを着た量産型の「シャブの神様」に命じられて渉くんのTOを目指すべく孤軍奮闘する。

ガチ恋こそが世界を変革する鍵!』

 ちゃんと恋愛できないすべての鬱病患者に捧げるメンヘラ黙示録!(本同人誌に収録されている小説はフィクションであり、実在のアイドルとは全く関係がありません。予めご了承の上、お買い求めください)
私は語彙力がないので、感想は「面白かった!」としか表現できないのですが、いくつか私の疑問に答えているであろう記述がありました。以下「メンズアイドルと2ショットチェキを撮ってみた!」を読んでいること前提で記します。

 

まず、こちらの写真。

 

 

小説内で、女子の地下アイドルとメンズ地下アイドルの違いは「チェキ会」だと記されています。確かに、一度のチェキ会に使う金額とか、過剰接触とか、チェキ会が大きな違いということは理解できるのですが、私が一番違いを感じたのは、上の写真でした。みんな顔を隠してますよね。

 

全ての現場を確認したわけではないので、あくまでも私の印象ですが、同じような写真を女子アイドルの現場で撮影したら、顔を隠す方が少数派だと思います。メンズアイドルの観客は女性で、女子アイドルの観客は男性という性差、もっと言ってしまえば、日本における性別の役割分担意識などが原因と思っていたのですが、これはある意味正解だったのかなと。なるほど、メンズ地下アイドルのチェキ会は「JKリフレや風俗業で同年代よりは資金力のあるオタクをターゲットにして」という記述に納得します。あくまでも小説なので真偽のほどは分かりませんが、その可能性はあるし、そうであれば顔を隠す理由も分かります。

 

あと不思議だったのは、チェキで1万円を出せるのに、なぜ終電を気にするのかという点です。私が終電を気にしたことは生涯で二度しかなくて、一度目は19時キックオフで市原緑地運動公園臨海競技場にて開催されたJリーグでの試合終了後、道に迷った時(当時はスマホもなかった)。二度目は河口湖ステラシアターで開催された茅原実里さんのライブ終了後、やっぱり迷って山道を歩いた時(スマホはバッテリー切れ)なんですよね。ちなみに両方とも、終電に間に合いました。

 

私の場合、恵比寿から東京都北区まで深夜料金のタクシーに乗っても、1万円でお釣りがくるはずなので、どうにも理解できない。いや自宅が東京都23区外とか、そういう可能性は理解できるのですが、それなら漫画喫茶やカラオケで一晩過ごしてもいいじゃないですか。まあ社会人ならば、終電で帰宅が正解なんですけどね。
年を明けてからの私はずっと東奔西走していた。資金作りのためだった。チェキを撮るために人間は魂を削れるのか、というぐらいに魂を削った。
あくまで小説なので、全ての人がそうだとは思いませんが、お金をチェキ以外に使いたくない。従って、より多くのチェキを撮るため、今回のチェキ会は見送る。奇妙ではありますが、こういう思考回路は成り立つ気がしました。

 

この小説は「メンズ地下アイドル」の特殊性を強調する一方で、普遍的な心理描写も多いと感じました。自分の周りにメンズ地下アイドルの熱狂的ファンはいないのですが、ソシャゲの重課金者にありがちな表現というか……。欲しい英霊が来るまでガチャを回し続けたり、古戦場から逃げられなかったり、連続ログインボーナスが途切れてやる気をなくしたり。そういう時の気持ちと、小説のヒロインの「メンズ地下アイドル」への思いは似ているんじゃないかなと思いました。だからこそ「メンズ地下アイドル」の厄介さも際立つわけです。

anison.grid.dj アニソンDJ練習会を見学してみた!

5月2日(休・木)、Nagatacho GRiD B1F“space 0”にて開催された「anison.grid.dj アニソンDJ練習会」を見学してきました。見学といっても、私はただ適当にフロアで踊っているだけでしたが……。どういう趣旨で開催されたのかは、下記サイトでご確認ください。

 

2018年4月から始めたばかり、出演4回の初心者DJが主催する、アニソンDJを人前でやってみたいけどプレッシャーが少ない場所がない・・・という方のための練習会です。かけたい曲があって、再生ボタンが押せればOK!どんどん応募してください!
DJやらないけどアニソン聞きたい!という人も大歓迎です!アニソン好きな人が集まって騒いだり話したり踊ったりの「アニクラって怖い」という方も安心な、ゆるーい雰囲気でやろうと思っています。好きなアニソンがかかったらフロアに飛び出してみましょう!
主催者のDJ隊長氏は、なんだかんだで15年来の知り合いなので、冷やかし半分みたいな感じです。

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■主催者・DJ隊長氏、いつの間にか“りっぴーたー”に!

DJ隊長氏と知り合ったキッカケはサッカーで、その当時はサンフレッチェ広島のブログ論客として知られていたと記憶しています。「スマホ以前のサッカーネット論壇」というやつですね。「スマホ以前のサッカーネット論壇」については、先日掲載したレポートでも触れています。

 

 

スマホ以後”もTwitterでフォローしていたのですが、いつの頃からか、サッカーの話題よりも「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルスクフェス)」に関する投稿が増えてきます。「へぇ~、リズムゲームをやっているんだ」なんて思っていたのですが、どうもリズムゲームというよりも、μ'sに興味があるみたいだなと。その中でも星空凛ちゃん推しなんだなと。μ'sの東京ドーム以降は、完全に星空凛の中の人、飯田里穂(りっぴー)さんのファンだなと。作品から入って声優ファンになる過程を観察していたのですが、最近はアニクラDJをやり始め、それが興味深いなと思っていたのです。

 

私も最近、i☆Risの推しである澁谷梓希さんがクラブDJとして活動開始したことをキッカケに、アニクラに興味を持つようになったのですが、1つ気になることがありました。それは「アニクラ参加者って、μ'sが好きすぎない?」ということです。

アニクラ参加者はμ'sが好きすぎるという仮説

数回参加しただけでアニクラの傾向を語るのもどうかと思いますが、あくまでも仮説ということで……。アニクラでμ'sの曲が流れると、フロア全体が必ず“上がる”気がするんですよね。μ'sの本場である東京だけでなく、広島のアニクラでも、そういう印象でした。

 

今回の練習会は、そもそも主催者がμ's大好きなため、集まってくるDJや参加者もμ'sを大好きという“偏り”は想定していたのですが、やはりμ's関連の楽曲が流れると、オタク特有の奇行が見られました。さすが東京ドーム公演2日間を満員にしたユニット。コールやオタ芸、ふりコピなど、訓練されたファンがたくさんいます。しかし、ご存じの通り、声優ユニットとしてのμ'sは事実上、2016年の東京ドーム公演を持って活動休止。結果、アニクラがμ'sファンの“よりどころ”になったのではないかと仮説を立てたのでした。

 

今回の練習会は“偏り”があるため、仮説を補強する根拠としては弱いのですが、μ's大好きなDJが練習会を開催し、μ's楽曲をかけたらフロアが上がるという成功体験を提供するわけですから、μ's楽曲をセットリストに入れるDJは増えるんじゃないでしょうか。

ナナシスをセトリに入れるDJはセンスが良いという仮説

これは仮説ではなく、単なる主観ですね(笑)。今回は基本的に、DJが自分の好きな曲をかける練習会で、ラブライブ!好きの集まる特殊現場ですから、ラブライブ!関連楽曲をかければ“上がる”わけですが……。それ以外の楽曲選びは、DJのセンスというか個性が現れます。

 

で、やっぱり「ナナシス」をセットリストに入れているDJはセンスが良いなと感じるわけです。ナナシス、正式タイトルを「Tokyo 7th シスターズ」というのですが、基本的にリズムゲームのみの展開で、TVアニメや映画などではないため、非常にレンジが短いんですよね。今年で5周年を迎え、たびたびリアルライブも行っていたものの、私自身、本格的に興味を持ったのは昨年ですからね。ホント、知る人ぞ知るというタイトルです。

 

ただ、ものすごく楽曲が良い。良いか悪いかは主観なので、あくまで“私の好み”ということですが、ナナシスまでチェックしていることで、感度の高さを(私に対して)アピールできるわけです。今回の練習会でも4人ぐらいが流していたと思いますが、ナイス選曲でした。

■【重要】やっぱり耳栓は大事だよ!

午前中、急な仕事が入ったため、午後からの参加となったのですが……。DJ練習会は12時30分にスタート。22時前まで行われたので、約9時間、フロアには大音量が流れていた計算となります。これはアラフィフにはしんどい。30代の頃は、大音量のフロアにいても耳が疲れる(痛くなる)なんてことはなかったし、フロアを離れれば、すぐに聴力が戻ってきたわけですが(当然個人差はあります)アラフィフになると、そうは行きません。

 

数時間、フロアにいると耳が痛くなってきますし、フロアを離れても、なかなか聴力が戻らない。耳が聞こえない状態は自覚しにくいので、そのまま外を歩くと危険なんですよね。そんなわけで、耳栓を着用です。世の中には、耳へのダメージの大きい高音域だけをシャットアウトできる、高性能な耳栓もあるようですが、私が使用するのは3Mの安い耳栓です。

 

「耳栓をすると音が聞こえないのでは?」はい、もっともな疑問ですが、なんと問題なく聞こえます。アニクラ現場の大音量は、安い耳栓程度では防ぎきれないのです。生の大音量は若い人向け。年寄りは無理せず、耳栓を付けた方が良いでしょう。それだけで随分、疲労を軽減できます。

 

ただ耳栓にも弱点があります。まず会話は聞こえません。声を掛けられても気付くことは無理です。まあ、大音量鳴り響くフロアで、まともな会話をすること自体が無理なんですけどね。カウンターで注文する時とかは、外すのを忘れないようにしましょう。あとは、自分の出すコール(声)の音程が取りにくいです。慣れるか、耳栓を一時的に外して音程を取るか、そういう対処が必要です。これは私だけかもしれませんが、口を大きく開けると、口からも音が聞こえるというか、口経由で耳の鼓膜に音が伝わるので、それを利用する方法もあります。

■練習会の感想…DJのスキルとは何か?

普段、レベルが高いものだけを見ていると、何がすごいのかが分からなくなります。プロ野球選手がエラーしたり、プロのミュージシャンが演奏をミスしたりすることは稀ですし、さえチ番長はガルパで大体フルコンボを出します。これって“見ているだけ”の人間には分からないですが、かなり難しいことなんですよね。そういう意味で、失礼な言い方とは思いますが、“初心者”による試技は、上級者のテクニックを再確認できる機会となるのです。

 

今回見学していて分かったことは、選曲、テンポの調整、曲と曲のつなぎ方が難しいということです。選曲に関しては「自分の好きな曲をかける」という趣旨だったので置いておくとして……。テンポの調整は「原曲よりもテンポを上げた方が良くない?」という話です。テンポを含めて“好きな曲”だとは思うものの、フロアで流すなら、少しテンポを上げた方が良いとか。うまい人は、そういうところも気に掛けていることに気付きます。曲と曲のつなぎ方は、よく言われる「BPM合わせ」以前の問題として、そもそも、曲のどことどこで“つなぐか”という話です。

 

今回のようなラブライブ!特殊現場でなければ、普通“上がる”のは、著名なアニメソングがかかった時です。著名なアニソンとは大体、人気アニメのOPかEDです。つまり、アニメのOPやEDとして、TVサイズでそのアニソンを知っている、ということになります。TVサイズのアレンジが、2番以降がない程度であれば、アニソンの原曲をそのまま流しても違和感はないのですが、印象的なフレーズを最初に持ってきていたり、うまいこと端折(はしょ)ってまとめていたりすると、原曲に違和感を覚えることがあるのです。あと2番の後のDメロが一番盛り上がる曲なのに、1番で次の曲に行くと、残念な気持ちになります。

 

結局は、置いておいたはずの「選曲」が一番重要になる。しかし「ナナシスをかけるDJはセンスが良い」みたいな主観も入るわけですから、DJの評価は一概に言えず、非常に難しいのだなと思いました。

 

あと、VJの仕事も見ていたのですが、こちらは「素材」と「音楽との合わせ」が実力の見せどころです。まず「素材」ですが、何を流すかという話です。例えばDJが「たまゆら」をかけると思って素材を用意していたら、実は「魂響たまゆら~」の曲だった時、代わりの素材をすぐに出せるとか、すごいなと思いました。

 

また、今回はラブライブ!特殊現場ですから、多数流れる楽曲に適した素材を集められるかとともに、音楽と映像をシンクロさせる作業も重要となります。フロアでは動画を流すわけではなく、DJは音、VJは映像を担当するから、この共同作業は見ものです。練度の高いラブライブ!ファンが映像に合わせ、ふりコピをするわけですから、雑な作業はできない。ホント、見学していてすごいなと感じました。

■イベント全体の感想

今回は「アニソンDJの練習会」だったのですが、アニクラ参加の初心者にとっても良いイベントだと感じました。具体的には、座る場所が多い。座席が多いため、ラブライブ!関連の楽曲が流れた時だけ踊って、それ以外は席に座っている、なんてことが可能なわけです。私の場合だと、ナナシスとかi☆Risが流れた時だけ張り切って、ほかの人が頑張っているラブライブ!楽曲の時はゆっくりさせていただく、といった感じになります。

 

また、投げ銭でピザがふるまわれたり、300円ぐらいでドリンクを提供してくれたり、ものすごく居心地のよい空間でした。次回も参加したいですね!(6月29日になるとか、ならないとか)

 

それはそうとして、フライヤーとかもらったので告知をしておくと……。

 

ひよっこくらぶ vol.1
5月11日(土)12日(日)12時30分開場、13時開演
場所:新宿あるけみすたぁ
今回の主催者DJ隊長が12日に出演します。

 

A-UNiSON Vol.01
5月26日(日)13時30分開場、14時30分開演
場所:fai aoyama
今回出演したDJむつみが登場。今回のセットリストは以下の通り。ラブライブ!傾向を把握しつつ、それ以外の楽曲は全方向的にバランスが良い。

 

以上の2つは、私も行く予定です。それとは別に、DJずっ from i☆Risが出演する以下のアニクライベントにも行く予定です。

 

あにくら!×186
5月13日(月)23時開場・開演
場所:月あかり夢てらす
深夜開催なので注意!

 

さーくるふぁいあー!! vol.4 produce by SUPERBREAK
6月29日(土)15時30分開場、16時30分開演
場所:CLUB CITTA' (クラブチッタ川崎)
この日は、私の誕生日です。(46歳になります)

 

大体耳栓を付けていると思うので、私を見掛けたら、肩をたたいてくださいな。

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“平成最後の日”の日記を書いてみた!

本日4月30日(休・火)は平成最後の日です。とはいえ、特にやることもなし。というか、大型連休前半の4日間は、ほぼ家で過ごしました。それなりに関西方面のビジネスに手ごたえを感じていたため、ダメとの連絡が来てから、ふて寝している……といった具合です。

 

私のような自営業・フリーランスの人間は、10日ぐらい仕事をしない、あるいは仕事自体が“ない”なんてことは珍しくありません。ですから、10日間の大型連休も、特にありがたいという気持ちはありません。むしろ、世の中の浮かれた雰囲気にノリきれず、居心地の悪さすら感じています。29日(祝・月)はちょっと池袋まで散歩してみたのですが、人が多い! 人混みが苦手ということはないのですが、平成の最後は、のんびり自宅で過ごそうと思った次第です。

■4月30日、平成最後の日記

9時に起床。まずは寝落ちして途中となっていた「Fate/Grand Order」の戦闘を完了させます。

 

その後、10時30分ぐらいまでSNSなどをチェックします。毎日9時に更新されるまなめ(@maname)さんの「人気ツイートデイリーランキング」をチェックすることが日課です。

 

この後、母とともに月命日の墓参りに行きます。父は1月31日に亡くなったため、本来は31日が月命日なのですが、4月は30日までしかないですからね。

 

渡辺家は戸籍上「渡邉」が正式な名前となっています。しかし、墓石に彫られている苗字は「渡邊」。これが謎だったのですが、先日父の遺品から、祖父の遺書が見つかり、なんとなく真相が見えてきました。

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祖父は自分の名前を「渡邊弥」と書いていました。墓は祖父が建てたものなので、当然墓石には「渡邊」と記されます。ただ、祖父の字には特徴があり、「邊」という字が「邉」にも見えてしまう。というか「邊」を毛筆で書くと「邉」に見えるんですよね。というわけで、祖父は「渡邊」で通していたが、どこかの段階で役所が「渡邊」と誤認した、というのが真相ではないかと思います。「役所が……」なんて書きましたが、祖父は北区役所に勤めていたんですよね。

 

四十九日法要の時に依頼していた墓誌の更新も確認。墓誌の苗字は「渡辺」で統一しています。こうした経緯があるため、私も基本的に「渡辺」を使用しているのですが、たまに手紙やメールの宛名に「渡邊」を使ってくる人がいるんですよね……。こちらの気遣いを無駄にするなと言いたいですね。

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墓は、家から徒歩10分弱の場所にあるので、30分ほどで帰宅。昼食後、母と新板橋にあるスーパーマーケット・ライフに行きます。母はかご付きの自転車に乗っているため、私が荷物を持つ必要はないんですよね。それにもかかわらず同行した理由は、スマートフォンのアプリケーションです。

 

最近、ライフがスマホアプリをリリースしたのですが、スマホアプリ限定で5パーセントの割引クーポンを発行。これが目当てというわけです。スマホを渡せばよいだけの話なのですが、母はスマホはおろか、ガラケーすら持ったことがない。そこで、私もレジまで同行することとなったのです。

 

雨の中、自転車の速度に合わせ、途中までジョギングをしたため、結構な量の汗をかきます。そこで風呂を沸かすことにします。ロン毛なので、髪の毛を洗うのが面倒なんですよね。いや洗うのはいいのですが、乾かすのが大変なんですよね。

 

というわけで、ドライヤーで髪の毛を乾かすと、もう何もやる気が起きない。と言いつつ、FGOをプレイします。

上田麗奈さん、マジで天使

FGOは現在、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿×Fate/Grand Orderコラボレーションイベント、「レディ・ライネスの事件簿」が開催中です。

 

 

今回はいつになく気合が入っています。その理由は、上田麗奈さん演じる「グレイ」というキャラクターがもらえるからです。女性声優と呼ばれる人は、日本だけで1000人ぐらいいると思うのですが、上田麗奈さんはその中で一番好きな声をしてるんですよね。超かわいい!マジで天使。

 

というわけで素材集めも順調。万が一、正式加入できない場合もあるでしょうから、強化はほどほどに控えていますが(本当はイベント開始前に引いたアストライアの強化を優先してしまったから)、聖杯をささげること決定です。マイルームも、これまでマシュの聖域でしたが、いまはグレイに設定しています。いや、マシュを演じる高橋李依さんも、ものすごく大好きなので、究極の選択です。

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ホント、グレイが期間限定の☆5サーヴァントとかだったら、結構な額をガチャにつぎ込んだことでしょう。5月3日から始まる後半戦もがんばリボン!(ライネス役の水瀬いのりさんつながり)です。

 

で、日記に戻ると、17時45分から夕食。その後、軽く仕事をこなし、この日記を書いているという具合です。

スピラ・スピカのライブに行ってハッピーになってみた!

4月26日(金)、渋谷WWWで開催されたライブ、2nd single Release One-Man Tour 2019「スピスピがハッピーを届けにゆくよツアー」東京公演に行ってきました。ツアータイトルに偽りなし。幸せな気持ちになれました!

■fhánaおじさん、スピラ・スピカに出会う

スピラ・スピカの公式Webサイトによれば、2013年に「スノーマン」というバンド名で活動を開始。スノーマン時代を含めれば、すでに5年以上も活動されているのですが、私が知ったのは最近のこと。2018年11月に「星見ヶ丘vol.1」という対バン企画を行うと発表したことが、スピラ・スピカを知るキッカケでした。対バンの相手がfhánaだったからです。

 

おじさん、fhánaが大好きなんですよね。ただ、あくまでも私の印象ですが、fhánaはサッカーの仕事をしていると、ライブに行くにくいグループなんですよ。日本代表戦とか、サッカーの重要な試合とライブの日程が重なることが多い。実は対バンの日も、2018明治安田生命J1リーグ最終節の前日でした。これまででしたら準備作業の都合で行くことは難しかったでしょう。しかし、この頃からサッカー以外の仕事に転職しようと動いていたため、大丈夫だったのでした。

 

さて、スピラ・スピカを知ったキッカケは「星見ヶ丘vol.1」のチケットを購入したことでしたが、対バン前に演奏を聞く機会が訪れます。それは2018年10月8日、マチ★アソビvol.21 CLIMAX RUN3日目のことです。ウマ娘のステージを見ようと眉山林間ステージに向かったのですが、ちょうどReoNaさんとスピラ・スピカが演奏を開始するタイミングだったのです。ものすごい偶然ですよね。

 

対バンの予習にと思って演奏を聞いていたのですが、ものすごくいい!楽曲に関するテクニカルなことは分かりませんが、ボーカルの幹葉さんはMCでも元気で、そうした陽気な雰囲気がそのままメロディーとなって響いてくる。どれも初めて聴く曲ばかり。その中でも「じゃんけんキング」は特に印象的でした。

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■おとなげない(笑)fhánaのステージ

星見ヶ丘vol.1」の会場は新宿BLAZE。fhánaがワンマンをやるには小さいけど、スピラ・スピカがワンマンをやるには少し大きいという印象です。この日はスピラ・スピカが開演前に出てきて挨拶。その後、fhánaが先に演奏、次にスピラ・スピカが演奏という順番でした。

 

fhánaのライブは、2016年5月7日の恵比寿LIQUIDROOM以来だったのですが、成熟したいいバンドだなと、あらためて感じました。fhánaといえば、数々の人気TVアニメで主題歌を担当してきた人気アニソングループです。誰もが知っている楽曲を演奏すれば、フロアが盛り上がることは間違いないのですが、1曲目は「World Atlas」。おしゃれな感じでスタートします。

 

その後も「現在地」「little secret magic」「Do you realize?」と、ワンマンライブかのような楽曲が続き、さらに「コメットルシファー ~The Seed and the Sower~」を歌った後にMCとなります。対バンが始まる前は「みんなが知っているアニソンを並べてきたら、おとなげないな~」とか思っていたのですが、これはこれで、別の意味でおとなげない。「ヒット曲を演奏しなくても、これぐらいフロアを盛り上げられます」と言わんばかりです。マジで最高!

 

その後も「ユーレカ」「Relief」と続くのですが、ラス前というタイミングで「青空のラプソディ」。これは上がる。最後はMCをはさんで「Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~」。私が一番好きなfhána楽曲でね。「いや~、今日のライブはホントに良かった~」などと思ったのですが、ここからがスピラ・スピカのステージです。

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■とにかく陽気なスピラ・スピカ

スピラ・スピカのメンバーは最初の挨拶でも、途中のMCでも「fhánaさんを尊敬している」と話していましたが、そのスタイルは全く別物です。サポートメンバーを含め、バンドの構成も違いますから、当然と言えば当然なのですが、その差を突き詰めていくと、ボーカルの個性にたどり着くのかなと思います。

 

fhánaは、towanaさんの特徴的で艶っぽい声を生かすような楽曲を作っているし、スピラ・スピカは、幹葉さんの持っている陽気でポジティブなイメージを前面に打ち出す楽曲を演奏している。というわけで、スピラ・スピカのステージが始まると、ガラッとフロアの雰囲気が変わります。

 

特に印象的なのは「ちょっと待って」。曲中みんなで「待って、ちょっと待って」と歌うのですが、これが最高に楽しい。「ちょっと待って」はスノーマン時代にリリースされた楽曲で、Youtubeのオフィシャルチャンネルでも聴けるのですが……。動画の楽曲は、どこか悲愴(ひそう)感が漂っていて、それはそれで良いのですが、ライブとは全く別物。ライブだと、悲愴感がコミカルに昇華されているのです。

 

そのほか、幹葉さんが違う曲の歌詞を歌ってしまったり、「じゃんけんキング」ではfhánaのkevin mitsunagaさんも登場してじゃんけんをしたり、とにかく陽気で、フロアがみんなポジティブな気持ちになる。そういうステキ空間を作り出していたのです。そんなわけで、アンコール後のMCに「来年(2019年)4月にツアーをやります!」「この後会場でチケット発売します」と発表されれば、もうチケットを買うしかない。前置きが長くなりましたが、ここからが先日開催されたツアーの感想です。

■渋谷WWWがハッピーに包まれた瞬間

「スピスピがハッピーを届けにゆくよツアー」東京公演当日。開場時間前に会場へ到着します。普段だとチケットの番号もそれほど良くないので「後ろの方でゆっくり見るか~」という感じなのですが、今回のチケットは20番台。前回のライブで販売されたチケットが“最速”だったため、ドリンク交換してからフロアに入っても、最前列(下手側)を確保できました。

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場所を確保した後、まずは耳栓を着用します。年のせいか、耳が疲れやすいんですよね。ホールコンサートとかならともかく、ライブハウスだとスピーカーとの距離が近いため、開演前に流れる音楽とかは遮断しておきたいのです。今回のライブは、開演30分前に入場。開演前にはスピラ・スピカによるラジオ番組風の音声コンテンツが流されていました。案の定、耳栓をしていても、しっかりと聞き取れます。

 

ライブへの意気込みやグッズの紹介、お気に入りの楽曲など、しっかりとした構成で、こうした気遣いもスピラ・スピカの魅力なんだなと、開演前からテンションが高まります。そして定刻を少し過ぎたぐらいのタイミングで、フロアが暗くなり、ドアも閉められ、いよいよライブ開始となります。

 

1曲目は「スタートダッシュ」。メジャーデビューシングルで、TVアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」2クール目のエンディングテーマです。ビルドダイバーズは未試聴なのですが、印象に残るフレーズから始まるため、分かりやすい。

 

 

耳栓を外しても大丈夫そうなので、両耳ともポケットにしまいます。そして3曲目が「ちょっと待って」。初めての人も楽しめるよう、最初にコール&レスポンスで「待って、ちょっと待って」を練習します。ボーカルの幹葉さんはにこやかで、スピラ・スピカのライブに初めて来たという人も、ここら辺でもう虜(とりこ)になるはずです。

 

5曲目は「だらんごろん」。MCによれば「ちょっと待って」の続編にあたる曲だそうです。そして「in pairs」「インベーダーゲーム」とカッコイイ曲が続き、「星降る夜に」「桜が咲く頃」でしっとりとした雰囲気にします。そういえば今回は、2ndシングル「小さな勇気」発売を記念したツアー。両曲とも「小さな勇気」のカップリングで、陽気なだけではない一面を見せています。

 

 

続いての「恋はミラクル」はサードシングル。TVアニメ「みだらな青ちゃんは勉強ができない」のエンディングテーマです。2ndシングルのツアーをしている最中に、すでに3rdシングルが世に流れているところに、スピラ・スピカの勢いを感じます。

 

11曲目は「じゃんけんキング」。スピラ・スピカといえば、この曲ですよね。というわけで、ここら辺でライブの盛り上がりも最高潮を迎えます。ラストスパートですね。

 

 

「ココロノアリカ」、最後は2ndシングル「小さな勇気」で締めくくられます。徳島県出身の幹葉さんが、奈良県でバンドを結成し、そして東京に進出する。その過程には悔しいこともあったけど、それでも諦めずに前へ進む。そういう決意表明のような楽曲で、好感が持てます。ホント、いいライブだった!

 

 

「小さな勇気」の演奏を終え、退場するメンバーたち。しかし、フロアの照明は落ちたまま。アンコールです。前回と同様、アンコールは「待って、ちょっと待って」。しばらくするとステージに光が照らされ、メンバーが再登場します。今回は習字による発表はなかったのですが(重大発表は習字で行うようです)、次回ライブの開催が発表されました。

 

そして最後の曲が演奏されます。「新しい私になれ」。この曲は歌詞がストレートで、感情に訴えてきます。「エモい」と表現するのが良いでしょうか。

 

 

スピラ・スピカとしてはシングル3曲の“新人”ですが、スノーマン時代を含めると、長く活動してきている。もちろん、楽しくてハッピーな気持ちになるライブであると同時に、もっと上を目指すという決意表明というか、自信を感じさせてくれるライブでした。

 

東京の次回ワンマンは10月22日(祝・火)。会場はTSUTAYA O-EASTで、fhánaとツーマンを行った新宿BLAZEよりも大きくなります。Animelo Summer Live 2019への出演も決まっていますし、さらにパワーアップした姿を見せてくれることを期待しています。

関西方面で就職活動をしてみた!【結果】ダメだったので、東京暮らしを継続です

先日、京都半日観光をした記事を公開したのですが、そこで記していた「ビジネス方面の話」とは、関西に本社を置く某社の入社試験&最終面接でした。本日合否を伝えるメールで届き、今回は「残念」ということになりました。一部の人には「関西に引っ越すかも」と話していたのですが、この話は立ち消えになりましたこと、ご報告いたします。いろいろお騒がせしてしまい、申し訳ございませんでした。

それはそうとして……。就職が決まった場合、大型連休中に引っ越しの準備などを行うつもりだったため、直近の予定が、ほとんどないんですよね~。

大型連休中の予定と言えば、以下の3つのみ。

5月2日(休・木)
http://anison.grid.dj アニソンDJ練習会
https://twipla.jp/events/375285

5月5日(祝・日)
ひなビタ♪ライブ2019 Sweet Smile merry go round 夜公演
https://edp-edp.com/event/hinabita_ssm/

5月6日(休・月)
第二十八回文学フリマ東京
https://bunfree.net/event/tokyo28/

それ以外の日は、原稿を書くなど、仕事をする予定ですが、飲み会とかあれば、気軽に声を掛けてくださればと思います。

あと、私が広報委員として関わっている王子法人会の会報誌「KITAきつね通信」7月号が、Web上でも公開されました。私が執筆した記事も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

https://www.oji-hojinkai.or.jp/kitakitsune/

東京都北区の区長&区議会議員選挙で投票してみた!

4月21日(日)、私が住んでいる東京都北区の区長&区議選挙が行われましたので、投票をいたしました。結果は以下のURLから確認できます。
 
 
私が投票した人物は、誰とは言いませんが、残念ながら区長選・区議選ともに落選しました。しかし、これは毎度のこと。私の人物を測る尺度が、私以外の人と異なっていた。ただそれだけなので、大きく悲観する必要はないと思っています。大勢が出馬する区議選のような場合、「落としたい」人物を投票したいと思いますが、その弊害はちょっと考えれば分かることなので、ここは割り切るしかありません。選挙では、自分が良いと思った人物に投票するだけです。

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■投票する人物を選ぶ基準は?

国政や都政となれば話は別ですが、自分が住んでいる区の首長や区議会議員を選ぶとなれば、やはりコミュニケーションを取りやすいことが最優先。そういう意味で、最も重視される基準は旧来より、近くに住んでいるかどうか、となります。区長とか区議会議員は、地域で問題が起きた時に頼る存在ですから、近所にいてくれると助かるのです。

 

それに東京都北区とひと口に言っても、赤羽・王子・滝野川は全く別の地域です。例えば、王子や赤羽の人に、滝野川にある弊社(有限会社ブンヤ)の場所を伝えるだけでも、結構苦労します。近所の人であれば「明治通り沿い読売新聞販売所の裏」とか「東京都立王子総合高等学校の近く」とか、その程度でも伝わりますが、滝野川の地理に明るくないと、この説明では不十分ですよね。

 

理屈的には、赤羽出身の議員であっても、滝野川で起きた問題を軽視することは許されません。しかしトラブルが起きた時、話を聞いてもらえるのが当該地域在住の議員であれば、地理的な説明を省けますし、強い問題意識を持っていただける期待値が高まることは確かです。

 

このように近所の住人であれば、問題や課題を共有しやすいことは間違いありません。しかし近所に住んでいることと、コミュニケーションが取りやすいことは別の話です。昔は近所であること“だけ”が頼りでしたが、現在ではSNSなどのコミュニケーションツールが存在します。そのため、SNSを活用できているかも、重要な指標となります。実際、同じマンションに住んでいる人よりも、SNSで相互フォローしている人の方が、コミュニケーションを取りやすいじゃないですか。

陳情は誰でもできますが、区議会に請願をしようと思ったら、紹介議員が必要です。そうしたことからも、コミュニケーションを取りやすいことが、最も重視すべき評価基準となります。

 

インターネットを使いこなせているという点では、公式サイトやブログで活動報告をするだけでも悪くはないと思います。ただ、これだけSNSが発達しているのですから、活動実績を有権者に調べてもらうという姿勢ではなく、自分から知ってもらう努力は見せてほしいですよね。いまや情報発信も、政治家にとって必要不可欠なスキルなわけですからね。

 

SNSを活用できている。その上で、人柄も大切となります。近所に住んでおり、ひんぱんにブログやSNSを更新していたとしても、人柄が悪ければ投票したいとは思いません。SNSで差別発言を繰り返している地方議会議員とかいますが、できれば東京都北区からは出したくないですよね。

 

そのほかにもありますが……。区議会議員選挙ならばともかく、区長選のレベルになると、全ての要件を備える人物が立候補することは“まれ”です。そのため、総合的に判断を下す必要が生じます。

■名前を知ってもらうことが大事

しばしば選挙カーに乗って名前を連呼するだけの選挙運動は非難されます。しかし選挙カーで選挙区を回るにしても、重視すべき地域は立候補者によって異なってきます。例えば滝野川在住の人間が立候補したとしても、立候補しただけでは、私がその候補者を知る確率はかなり低いと言わざるを得ません。滝野川だけでも、相当に広いからです。実際、選挙戦最終日、赤羽から帰宅途中に遭遇しなければ、滝野川出身・西ケ原在住だという、くまき貞一氏(公明党、当選)のことを知ることはなかったでしょう。

 

そうなれば、まずは立候補した事実だけでも知ってもらうため、取りあえず名前を連呼することが、それほど悪いと思えないのです。いまの世の中、名前さえ分かれば、Webで検索できるのですから……。もちろん、住宅と道路との距離により、自分とは異なる考えを持つ人がいることは確かでしょうが。

■最終日、赤羽駅周辺で選挙戦を見学

私が住んでいる滝野川には板橋駅(東口)、少し歩いた場所には王子駅があるのですが、選挙戦最終日、すなわち4月20日(土)に最も候補者が集まる場所は、赤羽駅周辺でした。滝野川と赤羽は全く異なる地域性を持っているのですが、いま北区で一番栄えている場所が赤羽であることは間違いないのでしょう。そこで、赤羽駅周辺にて選挙戦を見学することに決めました。選挙期間、東京都北区滝野川の自宅を不在にする時間が長かったため、情報収集の遅れを取り戻そうという作戦です。

 

ここからは気付いた点を記していきます。

■区長選、おときた駿陣営の活動だけが目立つ

北区長選挙には、花川よそうた氏(無所属、当選)、おときた(音喜多)駿氏(あたらしい党、落選)、川和田ひろし氏(無所属、落選)の3名が届け出ていましたが、赤羽駅周辺で活動を確認できたのは、おときた氏の陣営のみでした。音喜多氏は16時頃に赤羽駅東口にある商店街・LALAガーデンの入り口で演説を行い、そこには常見陽平氏らも見学に来ていたのですが、むしろ注目すべきは、音喜多氏不在時の活動でした。

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まず、チラシを配るボランティアの質が高い。途中で面倒になったため、目立つ位置にチラシを持って歩くようにしたのですが、私がチラシを受け取った時は、ものすごく丁寧に候補者の説明をしてくれました。チラシをもらう時に、これだけ丁寧な説明をされたことは人生で初めてかもしれません。志願兵と徴兵の差というべきか、休日に無理やり動員されたであろう選挙運動員とは全く質が違うと感じました。

 

LALAガーデンの途中には、期日前投票を行える赤羽会館への通り道があるのですが、ここにも音喜多陣営の運動員が立ち、「手ぶらでも行えます!」と期日前投票を促す活動を行っていました。「選挙当日に投票をお願いします」ではなく、「いますぐ投票してください」という趣旨です。こういう活動の方法もあるのかと、びっくりしました。

 

そして、ここが最も重要な点ですが、音喜多氏が不在の時、音喜多陣営の運動員は「おときた駿」という候補者名を出さずに活動することを徹底していました。具体的に「“35歳の男”が立候補しました!」という調子です。これは、配っているチラシを比較すると分かりやすいでしょう。


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左は、音喜多氏“本人”が演説している場所で配られたチラシで、右は、それ以外の場所で配られたチラシとなります。違い、分かりますよね。公職選挙法を踏まえての活動だと思いますが、それを徹底できたことからも、組織作りが盤石だと分かります。逆に、運動員や秘書が不祥事を起こすようでは、トップ(候補者)の力量を疑われても仕方がないですよね。

■おときた駿氏、落選の原因は?

あくまでも私の観測範囲内の話ですが、インターネット上の活動を含め、区長選挙で目立っていたのは音喜多氏のみでした。しかし、結果は落選。おそらくは自由民主党公明党が花川氏を支援したことが、こういう結果になった最大の理由でしょう。ただ、それだけが落選した原因ではないと思っています。

 

これは音喜多氏もチラシなどで指摘していることですが、「北区は23区中、高齢化率はナンバー1」となっています。高齢化率とは65歳以上の人口割合を指す言葉で、2019年4月時点の数値は24.88パーセントとなっています。全人口の4人に1人ですから、選挙権を持っている人間に限定すれば、3割ぐらいになるでしょうか。

 

 

そうした中で「35歳の男」は、どのような印象を持たれるでしょうか。町会とか、そういった非インターネット界隈(かいわい)から聞こえてくる声には少なからず「若すぎる」というものがありました。SNS上では「(人柄はともかく)84歳と35歳ならば、考えるまでもなく35歳」という論調が主流ですが、東京都北区の非インターネット・コミュニティーで耳を傾けると、異なる意見が聞こえてくるのです。

 

そう考えると、音喜多氏が強調すべきは「35歳」ではなく、これまでの実績だったように思います。ぶっちゃけ、東京都北区の高齢者はSNSはもちろん、それほどインターネット自体を利用していない印象ですから、インターネットやSNSで感じられるほど、音喜多氏には知名度がないんですよ。それは“悪評”も届いていないという意味でもありますから、メリットでもあったのですが……。昔から言われていますが、「悪名は無名に勝る」ということなのでしょう。

■ヨシダ対決、結果は明暗

若ければ良いとは限らない。しかし、若い人間の瞬発力は、ただただすごいと感じる時があります。音喜多氏が演説を行う前、LALAガーデンの入り口で活動をしていたのは、吉田けいすけ氏(日本維新の会、当選)でした。26歳、フットワークが軽い!

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赤羽駅付近で演説をしていた宮下じろう氏(無所属、落選)や土屋和樹氏(自由民主党、落選)は、近くで演説を聴いていても、運動員を含め、私にチラシを渡してくれる気配がなく、仕方なく私から「チラシください」と言いに行ったのですが、吉田けいすけ氏は本人が握手を求めてきました。私が「チラシをください」と言えば、「手元にないので」と言って胸ポケットから名刺を差し出した後、近くの運動員を呼んでチラシを渡してくれました。この動きの素早さは、まさに“若さ”ですね。本人は握手&ムーブに徹底し、スピーカーは別の人が担当する。役割分担もお見事でした。

 

同じヨシダということで……。「ジャンクハンター吉田」として知られる、よしだ武氏(無所属、落選)も出馬していました。有料メルマガ評論家的には、ゲームブログ「オレ的ゲーム速報@JIN」の管理人とブロマガにて、「ジャンクハンター吉田&JIN115の『オレたちの生活が第一』」を配信していた人物となります。

 

吉田けいすけ氏のイメージが“動”ならば、よしだ武氏のイメージは“静”。義足ということもあり、車いすに座って演説を行っていました。不動の本人に代わり、チラシを配るのは林家ペー師匠とパー子氏。芸能人がチラシを配るということもあり、音喜多氏による車上演説以上の人数を集めていました。

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演説を聴いてみると、その主張は良かったのですが……。途中から林家ペー・パー子両氏との雑談がメインになってしまいます。初めての選挙戦、両氏への遠慮もあったのかと思いますが、これは残念でした。また「無所属、10万円で選挙活動している」という表明も良かったのですが、「もし当選したら、10万円で議員になれるというコンサルティングをしたい」というは話は余計だったのかなと思います。私個人としては、東京都北区から飛躍する人物が現れても良いと思っていますが、何かの“踏み台”にされることを嫌がる人は、少なからずいますからね。不用意な発言だったと思います。

■元NHK放送デスク対NHKから国民を守る党

私が赤羽駅周辺に到着したのは15時過ぎだったのですが、この時間に赤羽駅東口で演説をしていたのが、土屋和樹氏(自由民主党、落選)です。元NHK放送デスクとのこと。チラシをもらうと、Youtubeチャンネルを開設していたり、スポーツ選手からの応援メッセージがあったり、頑張っている印象を受けたのですが……。

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土屋氏の後、同じ場所で演説を行ったのが、みつき慎太郎氏(NHKから国民を守る党、当選)です。我が家は昔から銀行引き落としなので、NHKの集金が家に来て困ったという経験はないのですが、SNS上ではNHKの集金が強引という話を定期的に見掛けます。演説中も、運動員による説明を真剣に聞いている人がいました。NHKから国民を守る党は、東京都北区以外でも議席を獲得しているようですから、無視できない程度に被害者がいるのかもしれません。

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それにしても、土屋氏は元NHK放送デスクを売りにしているのですから、違法にならない範囲内で、みつき氏に一発かますぐらいの気合を見せてほしかったですね。みつき氏は26歳とのことですが、吉田けいすけ氏に比べると、覇気を感じるタイプでもなかったので……。本人から感じる“オーラ”みたいなものを、投票するかどうかの基準にする人もいますからね。

この後「35歳の男」を応援する運動員が近くで演説を始めたら、みつき氏は場所を追われることに。動画撮影していたので、音声収録が困難になったのでしょうか?声質なのか、スピーカーの性能なのか……。通る声で演説できるかどうかは重要だなと感じました。

■カラーマーケティングの効果があった立憲民主党

今回の選挙戦を観察していて、カラーマーケティングも印象に残りました。おときた駿氏の陣営はオレンジ、都民ファーストの会は緑、日本維新の会は黄緑、立憲民主党は青という風に、運動員が政党ごとに同じ色の上着を着用して活動していました。都民ファーストの会日本維新の会から北区区議会議員選挙に立候補したのは1人ずつのため、ほかの選挙区を含めての印象ですが、立憲民主党の“青”は機能しているように感じられました。

 

吉田けいすけ氏(日本維新の会、当選)が演説を始める前、LALAガーデンの入り口で演説を行っていたのは、うすい愛子氏(立民主党、当選)でした。28歳ということで、やはりフットワークが軽い。私が運動員からチラシを受け取ると、素早く近づいてきて握手をしてくれました。ライブアイドルでも、これだけ手際よく握手できる人は珍しいと思います。

 

うすい氏は「立憲民主党」や「うすい愛子」と書かれた“のぼり”だけでなく、虹色の“のぼり”も立てていました。レインボーフラッグですね。チラシにも「LGBTや女性の人権について活動していきたい」と書かれていました。これだけでも、色の重要さが分かります。

 

LALAガーデンに入っていくと、また青い上着の運動員が現れます。今度は花見たかし氏(立憲民主党、当選)です。花見氏は4回当選していますから、さすがに名前は知っていますが、何党所属かまでは覚えていない。しかし、立憲民主党は青だと知っていますから、「花見たかし」という名前と「立憲民主党」がセットで認識されます。これは直感的に、効果的だと感じました。


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一方、カラーマーケティングで統一できていなかったのが自由民主党で、5人の落選者を出しています。カラーマーケティング以前に、票読みを誤ったことが原因かと思いますが……。政党で投票先を選ぶという人もいるでしょうから、改善の余地ありという印象です。