乃木坂春香の秘密を見ながらサイトの今後について考えてみた

ごきげんよう、有料メルマガ評論家の渡辺文重です。当サイト『有料メルマガ批評』の在り方について考えていたのですが、かなり行き詰ってました。




この記事を書いている時点での有料会員数は25名。大した実績のない平凡なおっさんにしては上出来な数字だと思います。それに、正直、「有料Webマガジンをやりませんか?」とタグマ!の方に勧められた時から、会員数が100名を超えることは難しいだろうなと思っていました。

ですから、有料会員数が少ないことに不満はなかったのですが、ここで1つの過ちを犯してしまいます。それは、有料メルマガについて何かを語る上で、もう少し会員数がいた方が説得力が出るかなと思ったことです。どのような施策をすれば有料会員数が増えるのかは、有料メルマガにとって重要な課題でもあるため、『有料メルマガ批評』を使い、その手段を見つけ出すことに挑戦したのですが、これが大失敗でした。試行錯誤の結果、いわゆる「迷走」という状態に陥り、『有料メルマガ批評』の存在意義が、自分でも分からなくなったのです。

『有料メルマガ批評』のあしたはどっちだ? そんな時、不意にアニメ『乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪』第2話のワンシーンが思い出されたのです。Blu-ray BOXで見直したのですが、このエピソードは、私に多くのことを気付かせてくれました。



乃木坂春香の秘密』の物語を簡単に説明すると、平凡な男子高校生と、クラスメイトのお嬢さまの恋愛を軸に、主人公に好意を抱く転校生がひたすらおとしめられる、となるでしょうか。主人公・綾瀬裕人(声優:羽多野渉)とヒロイン・乃木坂春香(声優:能登麻美子)はラブラブで、全く付け入るすきがないのに、玉砕を続ける天宮椎菜(声優:佐藤利奈)がふびんでならないのです。

で、アニメ第2期となる『乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪』の第2話は、乃木坂春香が劇中アニメ『ノクターン女学院ラクロス部』の同人誌を作成して即売会に参加する話となっています。乃木坂春香は成績優秀で、しかも、声が能登麻美子さんという完璧超人なのですが、唯一、絵が下手という欠点があるのです。そうしたこともあり、乃木坂春香が作成した同人誌は売れる気配はなし。そのため、売り子として協力していた綾瀬裕人も、友人でオタクである朝倉信長(声優:高木礼子)に、次のようにこぼします。

「でもなぁ、全然売れないんだよ」

それに対して朝倉信長は、厳しい口調で、このように言うのです。

「同人誌はね、裕人、売ることが目的じゃないんだよ。好きな作品を楽しく作るのが一番大切なんだ」

この言葉を聞いて綾瀬裕人は、「試合で勝つことよりも、もっと大切なことがあるの」という『ノクターン女学院ラクロス部』の主人公・春琉奈の言葉を思い出すのです。



そうしたこともあり、私自身の「創作への情熱」の根源であるコミケコミックマーケット86)に行き、現在、自分がはまっているジャンルである声優に関する同人誌を買い込み、読んでみることにしました。

コミックマーケット86 女性声優系サークル参戦りすと。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/t-szhr/C86.html

声優に関する同人誌と一口に言っても、さまざまなジャンルがあるのですが、自分の関心が「考察」と「データ」であることを再確認しました。

考察に関しては、自分の情熱をストレートにぶつけた内容が、やっぱり面白い。客観的に見れば、かなり「キモい」内容なのですが、やっぱり、そういう「キモい」情熱をぶつけられるのが同人誌の魅力なのです。もちろん、数千、数万冊も配布する大手サークルがあることは承知していますが、それは一握りの話で、基本的には数十、数百冊を配布するぐらいが、同人誌の規模だと思うのです。数十、数百という人だけに「キモい」情熱をぶつける。これこそ同人誌の魅力であり、同時に、自分が追及する有料メルマガの在り方ではないかと思ったのです。

また、データも重要なコンテンツです。データは単なる事象の羅列だと思われがちですが、どのようなマトリクスを組むかは、個性が表れます。また、有益なデータを提供している同人誌は、クオリティーが高いと感じるため、『有料メルマガ批評』としても、有益なデータを提供できればとの思いを強めました。



という訳で、これからも、有料メルマガに対する「キモい」情熱をぶつけていこうと思います。

乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ Blu-ray BOX <初回限定生産>
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