声優Jrバスケ3×3 第二回公式戦 ~SJ3.LEAGUE2019春~を観戦してみた!

1週間ぶりぐらいに原稿を書きます。年度の変わり目ということで、私も人並みには忙しかったということです。今日の記事は、3月24日(日)に観戦した「声優Jrバスケ3×3 第二回公式戦 ~SJ3.LEAGUE2019春~」の感想です。新人の女性声優が、東京五輪から正式種目になった「3人制バスケットボールリーグ」の大会を行うというイベントです。“いろもの”のように感じる方も多いかと思いますが、実際に観戦してみるとレベルも高く、かなり面白かったです。

■意外と多い女性客、その目当ては?

東京五輪に関係する仕事で、3×3バスケの原稿を書いたことが、SJ3を観戦しようと思った直接のキッカケとなります。あとは、東京エクセレンスの試合にゲストで来た「CLU+CH」がかわいかったから。スポーツができる女性って素敵ですよね。

https://cho-animedia.jp/sj3/team/cluch/

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ちなみに東京エクセレンスの試合では、ジュニアチームとフリースロー対決を行ったのですが、CLU+CHの方はシュートがなかなか決まらず、負けていました。フリースローはほぼ決まらない。これがSJ3のレベルを示す、1つの基準となるでしょうか。ただしバスケットボール女子日本リーグWJBL)のデータを見ても、低い選手だと60パーセント台のため、極端にレベルが低いという意味ではありません。

https://www.wjbl.org/leaders/

大会は9チームによるノックダウン形式。第1回の優勝チームが、学研プラス所属のCLU+CH。残りは81プロデュース所属の3チーム、日本工学院所属の2チーム、東京声優アカデミー、北斗ペンギン、ロケットスペースから1チームずつという構成です。基本的なルールは「3×3」と同じですが、試合時間は8分(通常は10分)でした。

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会場は東京都豊島区の南長崎スポーツセンター。池袋から電車と徒歩で15分ぐらいの場所です。入場料は無料。しかし、事前に参加選手を見た限りだと、私が知っていたのは、元A応P福緒唯さんぐらい。エキシビションA応Pの選抜メンバー(小嶋凛、堤雪菜、春咲暖、星希成奏)が来るとはいえ、そんなに客はいないだろうと思ったのですが……、結構な人数が来ていました。というか、女性が多い。どうやら、MCを務める人気声優・駒田航さん目当てのようです。

■アニソンDJのプレイを聞くだけでも楽しい

オープニングでは、豊島区長の高野之夫氏(81歳)も挨拶をするなど、行政もバックアップしているもよう。まあ高野氏は4月の選挙で6選を目指すみたいですからね~。豊島区の隣、私が住む北区も、花川與惣太氏(83歳)が5選を目指すみたいなので、これぞ高齢化社会という感じですね。

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それはともかく試合開始。バスケにDJは付き物ですが、今回DJを務めたのは、DJシーサーさんとDJゲッツさんということで、実質アニクラです。入場者には無料で鳴り物としてハリセンが渡されていたのですが、アニソンに合わせてハリセンをたたくのが楽しい。ぶっちゃけ、バスケに興味がなくても、アニメに興味があれば楽しめるという感じです。

1回戦のスコアは8-0、11-1、2-9、10-15。最後の4試合目だけは接戦になりましたが、チームごとのレベル差を感じさせる結果となりました。1回戦3試合目が終わったところで、エキシビションマッチが開催。2回戦から登場のCLU+CHとA応Pによる対戦です。

A応Pは星希成奏さんが健闘したものの、スコアは15-3でCLU+CHの圧勝。A応Pは165センチで、元バスケットボール部広瀬ゆうきさんがいれば……という感じでしょうか。A応Pでは広瀬ゆうきさん推しなので、今度参加してくれたら、うれしいですね。

■圧倒的だけどズルいとは感じさせない

さて圧倒的な強さを見せたCLU+CHですが、私が試合を見るのは今回が初めてでした。そして、あることに気付きます。石原千尋さんと町田美優さんはすごいけど、宍戸智恵さんは、それほどうまくない!そして、もう1人のメンバーは全く試合に絡まない。どうやら、もう1人のメンバーはスタッフで、声優ではないようです。

原千尋さんと町田美優さんは、明らかにバスケットボール経験者で、ロールターンでゴール前に切れ込んでシュートを決めるまでの動作がスムーズ。ドリブルで進めないと思ったら、もう1人にパス、あるいは2ポイントシュートを狙える。ホント、見ていてカッコイイ。3位決定戦前に、選ばれた観客がフリースローをするというイベントが行われたのですが、その時、女性参加者が「駒田航さん目当てで来たけど……」と前置きし、石原千尋さん、あるいは町田美優さんのファンになったと言っていたのが、印象に残っています。

一方、宍戸智恵さんは、それほどうまくない。というか、決勝戦に出場した7選手の中では、おそらく一番うまくなかったと思います。それでも、ディフェンス時は誰か1人の前に立ってマークをしたり、攻撃時はゴールの下に立ってリバウンドを狙ったりと、しっかりゲームに関与できている。ディフェンスの時は、自分でマークを見つけているようでしたが、攻撃時は石原千尋さんと町田美優さんがコーチングをしているようです。こういうのが重要なんですよね。

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結局大会はCLU+CHの連覇で終了。CLU+CHは非常に強いチームですが、だからと言って、全員がバスケットボールがうまいわけでもない。確かに町田美優さんは突出している印象ですが、ズルいとは感じさせない、良いあんばいになっている。それが面白いと感じた要因ではないかと思います。

昔、芸能人フットサルがブームになり、私も取材をしていたのですが、これが衰退した原因の1つに、大人げない補強をしたチームの存在が挙げられると思うんですよね。今回は応援だけしていた福緒唯さんが試合に出られるぐらい、ゆるい感じで大会を運営してくれれば楽しいかなと思います。例えば、主演作1本に付き1ポイントのボーナスが付くとか。