広島のアニクライベント「やばきゅーぶZ」に行ってみた!

4月7日(日)に広島のCLUB LEOPARDで開催されたアニクライベント「やばきゅーぶZ vol.4」へ行ってきました。せっかく広島に行くのだから、ほかのイベントはないかと探していたところ、前日に早見沙織さんが広島でコンサートをすることが分かったので、こちらにも行くことにしました。

■宮島・広島市内を観光

貧乏人なので移動は高速バスです。料金は往復で2万1000円でした。5日(金)21時30分過ぎにバスタ新宿を出発。翌日9時ごろに広島に到着します。今回の小旅行はノープランだったのですが、宮島に行きたいとは思っていたので、スマホで宮島への行き方を検索。JR広島駅から山陽本線に乗り、宮島口駅に着きます。その後はフェリーに乗って宮島へ。かなり遅くなってしまいましたが、厳島神社で初詣となりました。

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日本三景の1つというだけあって、素晴らしい風景ですね。

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広島駅に戻り、有名な食事処・マクドナルドで仕事をします。マクドナルドJR広島駅店はWi-Fi環境こそないものの、電源が使えるため、旅行者にはありがたいのです。

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14時15分に作業終了。早見沙織さんのコンサートは広島駅から歩いて行ける場所(徒歩45分)にあるのですが、17時15分開場なので時間があります。というわけで、広島市内を散歩することにしました。

まずは広島城を目指します。天守閣は、なかなか立派なものでした。しかし、それよりも気になったのは、公園内にある大きな卵型の物体です。どうやら夜になると光るみたいです。この後、広島護國神社にお参りします。

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その後向かったのは、アニメイト広島店。オタクグッズを見ていると、旅の疲れも癒されます。同じビル内にあるゲームセンターでは「アイカツフレンズ!」もプレイしました。

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その後、原子爆弾爆心地、原爆ドームを巡ります。原爆ドームを最初に見たのは高校生の時でしたが、その時の感想は「思っていたよりも小さい」でした。しかし、あらためて見てみると、その存在感の大きさが分かります。

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そして早見沙織さんのコンサート会場・広島JMSアステールプラザ大ホールに到着。コンサートは、本当に素晴らしかったです。

早見沙織 2nd CONCERT TOUR 2019“JUNCTION”LIVE 広島

今回は2ndコンサートツアーの初回。前回・1stコンサートツアーも、初回の大阪公演(2016年10月14日)に行ったのですが、成長が感じられました。前回は初めてということもあり“てさぐり感”、ネガティブな言い方をすれば、自信を持ち切れていないように見えていたのですが、今回は明確なチャレンジの意志が伝わってきました。

まずは音に対するこだわり。ステージ上で奏でられる音だけで曲を届けるというコンセプトがあり、自由なアレンジ、ステージが繰り広げられていたと思いました。そうした中「メトロナイト」という曲で、早見沙織さんが引くために用意されたキーボードから、音が出ないというハプニングが発生します。楽曲中にスタッフが出てきて調整するも、どうも直すのは難しいそう。すると早見沙織さんは間奏、演奏ではなくスキャットを披露します。「なんのためのキーボード?」となったものの、結果的に良い感じに仕上げる。こうした場面からも、ステージに対するこだわりが感じられました。

“ステージ上で奏でられる音だけ”に関係しているかもしれませんが、衣装チェンジの時間も短かったことが好感を持てました。衣装それぞれの造形も良いのですが、むしろ衣装チェンジを短い時間でできるように工夫されていたいことが、良かったと思いました。

またステージに薄いスクリーンを下ろし、曲中に映像を映すという演出も試みていました。最近のアニソン、声優アーティストは、テンポの速い曲を中心にステージを組み立てる人が多数派なのですが、早見沙織さんはミドルテンポな楽曲が中心となっています。その中で、特にスローな楽曲を歌う時、映像を使っていたのですが、これが効果的だと感じました。

18時開演で20時過ぎには終演。短くもなく、長くもなく、ちょうど良い感じのコンサートでした。

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■やばきゅーぶZ vol.4

夜は広島風お好み焼きを食べた後、予約していたカプセルホテルにチェックインします。1泊2650円。自分、寝るところは狭くても気にならない(高速バスでも寝られるぐらいなので)のですが、ユニットバスが苦手なんですよね。風呂は広いところがいい!カプセルホテルは大浴場が併設されているので、大体、カプセルホテルに泊まるようにしています。

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風呂に入ったり、SNSでコンサートの感想をチェックしたりと、コーラを片手にいい気分となりますが、ここで仕事です。翌日締切の原稿を書き上げ、就寝するのでした。

さて2日目。宿は「やばきゅーぶZ vol.4」会場から徒歩5分ぐらいの場所なのですが、開場時間は12時30分。午前中は暇なので散歩に出ます。最初、比治山神社に行こうと思ったのですが、なぜか反対側の商業施設にたどり着いたため、その中にあるサイゼリヤで朝食を採ります。その後は広島東照宮に行くなどして時間をつぶし、早めに会場へ行きます。すると、すでに行列ができている。これもゲストで参加する澁谷梓希さんの集客力でしょうか。

アニクラの傾向とか、声優がDJをすることについてとか、アニクラについては独立して考察を書きたいと思っているのですが、取りあえず楽しかったことは間違いありません。アニクラに集う人たちは、基本的にアニメや声優のファンなので、フロアはオタクのノリなんですよね。だから、オタクがオートマティックに上がる曲を流せば、それだけでフロアは盛り上がる。これまでクラブカルチャーに触れたことない人でも、アニメや声優のオタク現場に行ったことがあり、そうした雰囲気が好きな人ならば、誰でも楽しめるイベントになっていると思います。

そうした中、DJずっfrom i☆Ris澁谷梓希)はクラブカルチャー寄りの選曲が特徴です。音作りに凝っていて、重低音で体を揺さぶらすというスタイル。分かりやすいオタクのノリとは、毛色が異なっています。澁谷梓希さんのDJ現場は、これで4回目。大体、どんな感じのプレイかも分かってきましたが、自分に関連した作品の楽曲を次々と流すのかなと思っていると、不意打ちを食らう感じです。その是非はともかくとして……。

これからの潮流を予測するに、声優がDJをする機会は増えていくことでしょう。そうなると、声優がDJをする意味が、オタクに知られているという著名性以外に何かあるのか、という問題が出てくるはずです。その点で、すでに個性を発揮している澁谷梓希さんの存在は、1つの指標になるのではないかと思っています。

そうした小難しい話はさておき、コスプレした女性が何人かいたのですが、皆さん、とてもかわいかったです。冬アニメ最高のヒロイン・みゃー姉のコスプレを間近で見られて幸せでした。

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■チームラボ 広島城 光の祭

前日の観光、コンサート、そしてDJずっのプレイで、おじさんのテンションならぬ疲労度MAX!というわけで、ひと足先に広島風お好み焼き屋で打ち上げをします。ちょっと難聴気味。普通に耳が聞こえるようになるまで、少し時間が掛かりました。

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18時30分ごろ、広島城へ。入場したばかりの時は、まだまだ明るかったのですが、19時を過ぎて日が完全に落ちると、チームラボによる演出が、広島城を幻想的な空間に変えていきました。ライトアップされたビジュアルもきれいなのですが、音楽による雰囲気作りが良かったです。

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高速バスの出発時間は20時10分。バスに乗って帰宅したのでした。

コンテンツ東京2019で元同僚の講演を聞いてみた!

4月5日(金)東京ビッグサイトで開催されていたコンテンツ東京2019に行ってきました。参加の目的は、バーチャルYouTuberVtuber)に関する取材と、元同僚が登壇する講演を聞くことです。

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Vtuber番組の現場を見学

私は津田大介氏の有料メルマガ「メディアの現場」で月1回の連載コーナーを持っているのですが、4月配信号のテーマが「Vtuber」ということで、最新情報を入手しようと考えたのでした。Vtuberによるコンテンツは、インターネット上で視聴できるのですが、どのような環境でVtuberの番組が制作されているのかは、現場に行かないと分かりません。今回はVtuberの生ライブも行われるということで、その模様を見学したのでした。

https://www.youtube.com/watch?v=xyI4VAq0Afw

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展示会を回っていると紙資料を配られるのですが、帰宅後にそれらをチェック。Webサイトの情報と合わせて、Vtuberの番組制作がどのように行われているのか、予算感などを含めて確認していきます。例えば、今回デモを行っていたSPICE社であれば、スタジオの使用料は1日30万円。

https://www.mocap.jp/studio/

さらに“中の人”の出演料やキャラクターのデータ作成、もちろん動画の編集も必要で、ある程度はプロモーションを行うとして……などと考えると、よほどの資金力がない限り、軽い気持ちではプロジェクトを立ち上げられないと気付きます。こうした情報を参考に、原稿を執筆したのでした。

■知られざる重課金者の傾向

コンテンツ東京2019では無料公開セミナーも行われていました。その中の1つ、株式会社SHIFTによる「2019年第三者視点テストと自動化、ゲームPMOから変わる 新しいソーシャルゲーム開発手法 ~明日から開発現場が生まれ変わります~」というセミナーを受講させていただきました。

https://www.content-tokyo.jp/ja-jp/seminar/PR.html

登壇者は黒川文雄氏、島川知氏、森昭生氏。森氏は、以前私が勤めていた会社の同僚となります。黒川氏はゲーム業界の著名人ですが、有料メルマガ評論家の立場からすると「ブロマガ」をやっていたとか、有料オンラインサロンの主宰であり、声優オタクからすると三森すずこさんの“いとこ”となります。話の流れとは全く関係ないですが、三森すずこさん、オカダカズチカさん、ご結婚おめでとうございます。

私と森氏は株式会社ネットドリーマーズにて、清義明氏の下で働いていたのですが、その後お互いに転職。森氏は中国企業の日本法人取締役に就任するなど出世されていたので「すごいな!」と思っていたのでした。

さてセミナーの内容は、SHIFT社がどのようにゲーム開発に関われるのか。その中でいくつかのデータが共有されたのですが、私が興味深いと思ったのは、スマホゲームの課金ユーザー1000人に行ったアンケート結果でした。特に重課金者(月額5万1円以上)の傾向は面白い。

まず重課金者の割合は1000人中64人で、うち1人は100万円以上を使っているとのこと。月収に占める課金額の割合は、21~40パーセントが最も多いということでした。これだけ金をつぎ込んでいるということは、さぞ多くのゲームをプレイしているのだろうと思いきや、重課金者ほどプレイするゲームを1本に絞り込む傾向がある。もちろん10本以上プレイしている重課金者もいるのですが、その割合はミドル層(1万1円~5万円)と同じでした。

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また「Fate Grand Order」や「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」「グランブルーファンタジー」のように、一般層(120円~1万円)、ミドル層、重課金層の全てでプレイされているゲームがある一方、「戦国炎舞-KIZUNA-」のように重課金者の間だけで人気のゲームも存在することも紹介されていました。

そのほか「好きなIP(知的財産)Top20」というデータも発表されたのですが、1位はFateシリーズの44人。これは理解できるのですが、4位が「特になし」で28人もいる。IPが好きだから課金しているとは限らないのですね。さらには、中国に比べて日本が遅れている部分の指摘、生体デバイスを使ったテストの提案などもあり、非常に勉強になったセミナーでした。

「かんたん日本神話の落語会-ヤマトタケル-」を“受講”してみた!

3月29日(金)に日比谷図書文化館で行われた「かんたん日本神話の落語会-ヤマトタケル-」というイベントに行ってきました。知人からチケットを無料で譲ってもらったものの、年度末ということで超多忙。行くのやめようかな~と思っていたのですが、結局行ってみて大正解でした。

https://www.geikyo.com/schedule/rakugo_detail.php?id=27559

■落語と日本神話講座のセット売り!

一応、落語会ということになっていますが、メインのコンテンツは「日本神話」に関する講義です。講師は、二ツ目の桂竹千代さん。二ツ目というのは落語家の階級です。同じく二ツ目の雷門音助さんが生徒役です。まず桂竹千代さん、次に雷門音助さんが落語を1席ずつ行い、その後に講義が行われる。寄席であったり、声優落語天狗連のイベントだったりは行ったことあるのですが、こうした形式は初めてでした。

今回のテーマは「ヤマトタケルの地名伝説」。ヤマトタケルは「日本書紀」だと日本武尊、「古事記」だと倭建命と記されるのですが、なぜ「日本書紀」と「古事記」で表記が違うのかを語ると、それだけで1時間は必要ということで、次回のテーマのようです。

https://twitter.com/katuratakechiyo/status/1112211038403883008

内容は、ヤマトタケルがどのような人物であったか。その前の段階として、そもそも「神」と「人間」の違いは何かという、生徒役の質問から始まります。講師の答えは「神は死なないけど、人は死ぬ」。神話的には、アマテラスの孫、神武天皇の曽祖父・ニニギが、長寿の神・イワナガヒメをブスだから結婚できないと追い返したことで寿命が生まれた、となります。

さてヤマトタケルですが、一言で説明するならば“ヤバイ奴”です。詳細は省きますが、父・景行天皇から「兄の様子を見てこい!」と言われた結果、解釈違い(どんなだ!?)から兄の手足をもいで、薦(こも)に包んで投げ捨てる(要するに殺害)とか、まあサイコパスなわけです。これには景行天皇もドン引き。近くにいてほしくないから征西、次いで東征を命じます。

そして日本には、ヤマトタケルの東征に由来する地名があるという話になります。地名は1000年単位で残るものなので、どういう場所だったかを知る重要なヒントとなるのです。

ヤマトタケルの地名伝説

矢を作った場所が「矢作川」で、「三河」の語源の「御河」はヤマトタケルへの尊称だったとか、火攻めにあった場所が「焼津」とか、「走水」は浦賀水道を渡海する時にエピソードが由来とか。そういう話が続きます。

浦賀水道を渡海する際には、ヤマトタケルの妻・オトタチバナヒメが身投げし、海の神の怒りを鎮めるのですが、その後に読まれた歌が「君さらず 袖しが浦に 立つ波の その面影を みるぞ悲しき」。君さらずが「木更津」になり、袖しが浦は「袖ヶ浦」の由来だとされています。また、オトタチバナヒメは浜に打ち上げられた後に生き返ったという伝説もあり、その時に言った「我、蘇(よみがえ)り」が「蘇我」の由来になったとも。

基本、オトタチバナヒメは死んだという設定ですので、足柄の坂で白鹿を倒した後、ヤマトタケルは東を向いて「吾妻はや」と三度嘆く。これが東国をアヅマと呼ぶキッカケになったとか。最後、伊吹山で白猪と戦うのですが、疲れのあまり、足が3つ重なりに折れ曲がったことから「三重」という感じです。

ヤマトタケルは人間ですから、最終的に死を迎えます。死んだ後、白鳥になって故郷に帰ろうとした。これが白鳥伝説です。神と人間の違いは死ぬかどうかだと最初に記しました。しかし、もう1つあります。それは、神は失敗をしないけど、人間は失敗をするというものです。ヤマトタケルは海の神を怒らせた結果、妻を亡くしますし、不遜にも素手伊吹山の神に挑んで敗れてしまいます。いわゆる「人間らしさ」が強調された英雄、その始まりがヤマトタケルであったという話でした。

■芸人のフィジカル

講義の内容は興味深く「次も行きたい」と思いました。言霊というか、ダジャレというか、そういったものをテーマにしたトークショーとしては、ゴルゴ松本さんの「命の授業」が思い出されるのですが、それに比べると非常にアカデミックな内容だったと感じました。私は歴史好きなので、桂竹千代さんによる講義の方が好みなのですが、その一方でゴルゴ松本さんに比べると、芸人としてのフィジカルに差を感じました。

2月に行われた平成30年度東京法人会連合会青年部会全体連絡会議にて、ゴルゴ松本さんの講演「命の授業」を聞く機会があったのですが、予定の講演時間を過ぎても、とにかく元気にしゃべる。90分ぐらい話していたと思うのですが、一向に話の勢いが衰えないんですよね。対して桂竹千代さん。最初に落語をしたとはいえ、講義の時間は同じく90分程度だったのですが、最後の方になると明らかに疲れが見えました。

芸人を評価する上では、面白いか面白くないかが一番重要だと思うのですが、フィジカル的な要素が分かることも、生で見る醍醐味(だいごみ)の1つなんだなと感じました。

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■特筆すべき案内メール

最後に有料メルマガ評論家らしく、メールマガジンについて言及しましょう。落語会ではアンケート用紙が配られるのですが、そこにはメールアドレスを記入する欄があります。ここに記入してアンケート用紙を回収してもらうと、メールマガジンが届きます。

差出人は「桂竹千代」で、主な内容は独演会や寄席などの案内なのですが、プライベートなメール感が満載で、好感を持てます。さらに「只今170席埋まりました!残るお席は14席。もう少しで満員御礼!」といった具合に、残りの席数を書いてあるのが面白い。

メールマガジンと書きましたが、iPhoneの個人アドレスからBCCで登録したメールアドレスにメールを送っているような気がします。これがいい感じです。もしも違うのであれば、優れた演出です。多くのメールマガジンによるスケジュールのお知らせは、ありきたりなテンプレートに沿って予定を並べているだけのものが多いのですが、読み応えのある内容になっていました。

センスのあるメールマガジンを読むと、うれしい気分になります。

メンズアイドルと2ショットチェキを撮ってみた!

4月4日(木)、恵比寿LIQUIDROOMで行われた男性ライブアイドル「TRANP」のイベント、「TRANP THE FINAL」に行ってきました。これまで女性ライブアイドルのイベントは何回か行っていて、女性ライブアイドルも出演するステージで男性ライブアイドルを見たことはあったのですが、男性ライブアイドルの単独興行は初めてとなります。キッカケは、こちらのブログを読んだことでした。

http://plus14.hateblo.jp/entry/2019/03/16/044428

記事内にリンクされているTwitter投稿のアカウント名は「X-BORDER【公式】」となっているのですが、これは「TRANP」の公式アカウントです。4月4日の「TRANP THE FINAL」を持ってTRANPは終了。今後「X-BORDER」として活動することが発表されたのでした。

ライブのパフォーマンスは素晴らしく、加えてメンバーの卒業、事前に告知されていた新メンバーの紹介、新ユニット名の発表、さらにサプライズでの新メンバー追加発表と内容盛りだくさん。とても感動的なステージでした。ただし、私が彼らを見るのは今回が初めてで、ほかの男性ライブアイドルのパフォーマンスに詳しいわけでもありません。そのため今回の記事は、私が抱いた“違和感”に焦点を当てたいと思います。

そして、それが「こうした方が良い」という提言ではないことを、先に強調しておきます。

■ドキドキの入場

今回のライブは無料(SS席のみ有料)であることが告知されていました。これは非常にありがたい。しかし、その一方でリスクもあります。会場に着いたものの、会場のキャパシティーを超えたため、入場できなかったという類いです。私の人生では、こういう経験が結構あります。

これを回避するためには、入場時間前に会場へ到着していた方が良い。しかし、客の大多数は女性であることが予想されることから、早めに会場に着いて“浮く”ことも避けたい。そうしたせめぎ合いの結果、会場に到着したのは18時10分。開場予定時刻の10分後です。会場に着くと、会場の外には人がいない。これはスムーズに客入れができたことを意味します。さらに突っ込むと、入場をお断りするほど客が入っていないとも推測できます。まずは、ひと安心。

ちなみに、私の服装はスーツでした。男性声優が数多く登壇するイベントや2.5次元舞台など、女性客が多数派の現場では「女性のプロトコル」が適用されるため、(特に強制されるわけではないですが)最低限の清潔感は必須となります。また、私の外見は“凡人”なので、スーツを着ているとスタッフに間違われる確率が上昇します。これは、女性の多い会場でも違和感なく歩けるというアドバンテージになるのです。

LIQUIDROOMの階段を上ると、入り口に向けた下り階段に列ができていました。スタッフに「ここに並ぶのですよね?」と確認。整理券を渡されて入場を待つことになります。整理番号は「109」でした。ドリンク代500円を渡して入場。入場無料でもドリンク代が必要なのは、男性ライブアイドルに限らない、ライブハウスあるあるです。

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■男性優先エリアから見えた景色

今回のライブでは「男性優先エリア」があることが告知されていました。LIQUIDROOMは上手側に入場口があるのですが、男性優先エリアは下手側にありました。どこに男性優先エリアがあるのか。その告知はされていませんでしたが、「優先エリアを作るなら、ここだろう」という勘で分かりました。これは「女性優先エリア」のあるライブに行くことで得られた知見かもしれません。

私の身長は、会場にいる女性の平均身長よりも高いため、フロア最後方からでも余裕でステージを見ることができます。しかし、女性の中に男性1人というのは、ちょっと居心地が悪い。会場内を見回すと、男性の姿もチラホラ。しかし、自分と同じ観客なのか、それともスタッフや関係者、取材者なのかは区別できません。そこで男性優先エリアに入ったのですが、その時点で私1人。男性優先エリアは少し高い位置にあるため、自意識過剰かもしれませんが、女性客からの視線を感じました。

横から見た観客フロアは、女性ライブアイドル現場とは趣が異なっています。前方は優先エリア(SS席)ですが、椅子を設置。とにかく騒ぎたい人が最前列に集う現場とは、ちょっと違うのだなと理解できます。椅子席の後ろには柵があり、立ち見席です。ここが一般エリアですね。開演まで時間があるため、地べたに座っている人もいます。さらにフロア後方にも、パイプ椅子が置かれています。その中には“子供”も座っていました。子供というのは、私の主観です。単に子供のように見える女性なのか、それともファンの子供なのかは判別不能。いずれにせよ、幅広い年齢層に支持されていることが分かります。

開演時間10分ぐらい前になると、フロアにいるファンの数も増えていきます。よく考えてみたら、平日18時に入場できる人ばかりではないですよね。男性優先エリアには、最終的に4人が集いました。ライブ中は、男性スタッフがこのエリアに立っていることもあり、それほど寂しい雰囲気ではなかったと思います。

開演前、ファンがピンクのサイリュームを配っていて、男性優先エリアにも「ピンクのサイリュームを持っていますか?」と聞きにきました。私は光る棒を持っていたので「大丈夫です」と言いましたが、こういうファンがいる現場はいいですね。ピンクは、この公演を最後に卒業する「れい」くんの担当色です。

https://twitter.com/XBORDERofficial/status/1114419862648971264

↑私の姿、確認できますかね?

■開演、そしてアンコールへ

ライブのパフォーマンスに関しては「良かった!」という感想しかないのですが、お客さんのノリは独特だなと感じました。男性が多い現場だと、とにかく前に行きたがる人がステージに向かって押し寄せるのですが、そういう雰囲気はない。これは前方が椅子席なことも影響しているかもしれません。

あと声を出すタイミングや拍手、光る棒の振り方も、ちょっと違うなと感じました。私が普段行くオタク現場だと、とにかく高まってきたら声を上げるし、客が終われば拍手をするし、光る棒も思うがままに振り回すものですが、どことなく整然としている。「ここは奇声を発するタイミング!」と思っても、自分以外誰も声を出していないとか……。

あと、一番驚いたのはアンコールの拍手です。「これが“最後の曲”です!」というMCの後にパフォーマンスを終え、メンバーがステージから去ります。ここで普段自分が行く現場ならば、間髪入れずにアンコールが始まります。たとえ会場が明るくなってもワンチャンに賭け、場内アナウンスが流れてから諦めるという感じです。しかし、照明が落ちたままなのに、誰もアンコールをしない。

結局、数分の沈黙の後、アンコールが起こってメンバーが再登場したのですが、これは不思議な光景でした。しかし、よく考えてみると「アンコールをしない」という判断は理にかなっていたように思います。この公演の終演予定時刻は21時。しかし公演中、卒業するメンバーに手紙を読み上げるコーナーなどがあり、“最後の曲”が終わった時点で、すでに21時を大きく過ぎていたのです。またアンコールでは、途中で歌われた曲を歌唱。ファンだからこそ「歌っていない曲はない」と思ったのかもしれません。

しかし実際のところ、ファンは特典会の時間を気にしていたように思います。

■物販列、チェキ列で疲労困憊!

さてライブが終了。これから特典会です。しかし私はと言えば、特典会のシステムが分からず、右往左往。スタッフからの説明や会場の雰囲気、行列の形成などから、システムを推測します。まずは物販でチェキ券を購入し、その後でチェキ列に並ぶシステムなのでしょう。しかし気付いた時は、すでに手遅れ。最初の物販列に並ぶ局面で出遅れてしまいます。

今回は無料公演で、メンバーの卒業、新メンバーの加入とイベント盛りだくさん。さらに終演時間も大幅に押していたため、スタッフも混乱していたようです。最初のチェキ券を買うまでで30分近く並んだ気がします。私は「ゆうじ」くんと「こうき」くんのチェキ券を1枚ずつ購入しました。

さて問題はチェキ列です。今回は8人のメンバーが、ステージのある1階フロア、カフェ、2階の3カ所に分かれて撮影をすることになりました。これは一大事です!

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もし、私の推しグループである女性声優アイドルユニット「i☆Ris」であれば、6人が別々の場所でチェキ列を作っても問題はありません。なぜならば、どのメンバーがどれぐらい人気かを知っているからです。まず“チェキ列に並ぶのに出遅れた”とします。この状況で、私が芹澤優さんと澁谷梓希さんのチェキ券を持っているとして(i☆Risのチェキ会は、そういうシステムではないですが!)どちらを先に並ぶのが正解でしょうか?その答えは、澁谷さんです。私が澁谷さん推しだからとかは関係ありません。先に芹澤さんのチェキ列に並んだ場合、その途中で澁谷さんのチェキ会が終了する可能性があるからです。

通常は、メンバー全員が同じ場所でチェキ列を作るため、行列の長さで判断すれば良い。しかし、チェキ列が別々にできてしまうと、こういう判断も難しくなります。さらに今回はメンバーの卒業、新メンバーの加入という特殊要素が重なっている。

またまたi☆Risに例えると、赤担当(i☆Risにはピンク担当がいないので!)の若井友希さんが卒業して、同じ赤担当として吉岡茉祐さんが加入。さらにサプライズで永野愛理さんの加入が発表された!となったら、チェキ列がどうなるかなんて、既存のファンでも分からないですよね。しかし今回の「TRANP THE FINAL」は、そんな非常事態が起きていたのです。

そして最も切実な問題として“終電”があります。チェキ会がスタートしたのは22時を過ぎてから。それにもかかわらず、会場には普段よりも多い特典会参加者が待ち構えている。私の場合は翌日0時48分の山手線(池袋行き)に乗れば、徒歩30分ぐらいで帰宅できますが、そういう人ばかりではないはず。当然、駆け引きが行われます。

特に目立ったのは、列の途中に荷物を置いておいて、ほかのチェキ列を確認するという行為です。一応、断りを入れてから列を抜けるのですが、ひんぱんに行われていたので、よくある光景なのかもしれません。または、先ほど説明したような特殊要素ゆえの例外なのかもしれません。もしかすると、女性だけの間では普通に行われている行為で、私が男性だから「念を押して」言われた可能性もあります。ここら辺を語るには情報不足ですが、こうしたこともあり、チェキ列での疲労感はハンパないものでした。

■1枚だけの撮影なのに神対応

チェキ列も、女性ライブアイドル現場とは違い、なかなか前に進みません。その理由は明白。1人1人の対応が長い!しかし、それも当然です。私はアイドル2人のチェキ券を1枚ずつ購入したと記しましたが、この現場では「10枚」がデフォルトなのです。あくまでも私の観察範囲ですが、女性ファンのみなさんは、10枚チェキ券が基本でした。1枚1000円ですから、10枚で1万円です。たぶん割引とかはなかったはずです。

カードゲームの世界には“シャカパチ”と呼ばれる行為があるのですが、「デッキか!」というぐらいのチェキをパチパチさせている(シャッフルはしていない)ファンの姿もチラホラと。カードゲームの大会だったら、威圧行為でジャッジから注意されますよ!なんてことを思いつつ、福沢諭吉の行列に、野口英世1枚で並んでいる間、どのようなチェキが撮られているのかも観察していました。

自分の撮影の時、どんなポーズにするか。その参考にしようと思っていたのですが……。あまり役に立たない。1人当たり10枚も撮影しているため、いろいろなポーズが目に入ってくるのですが、正面から抱きついたり、足を絡め合ったり、足の上に乗っかったり……。自分にもできそうなポーズもあったのですが、これは体重の軽い女性だから問題ないわけで、相手よりもガタイの良い自分がやったらダメだろうなというポーズが多かったという印象です。

そういう意味で、接触が過剰という指摘は当たっているように思いました。チェキ会での接触が禁止されているi☆Risはもちろん、規制緩めな女性ライブアイドルでも無理そうなポーズが多かったです。とはいえ、1万円です。私個人の感想ですが、許容範囲かなと思いました。

私が最初に並んだのは、新メンバーの島貫勇士(ゆうじ)くんです。担当色は白。

https://www.instagram.com/shimanukiyuji_official/

彼の特徴は、声がかわいいこと。それだけで萌えます。そしてチェキ券1枚のおじさんにもかかわらず、熱い抱擁を交わしてくれる。なんか柔らかくて良い匂いがする。神か!

次に並んだのは、緑担当の柿咲光輝(こうき)くん。めちゃくちゃ好みのタイプなので、今回絶対チェキを撮ろうと決めていました。

https://www.instagram.com/kakizaki_koki_/

近くで見ると、本当にイケメン。やっぱり優して柔らかくて、良い匂いがする。良い匂いがするのは、ほかの女性の化粧の匂いが付いているからでしょうか?それにしても、柔らかくて良い匂いがするのは“女性の特徴”と思っていましたが、イケメンも、柔らかくて良い匂いがすることは、人生における最大の発見の1つでした。というか、これに気付いてしまうと、女性ライブアイドルとのチェキとか、どうでも良くなるような……。それは言い過ぎか。

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結局、会場を出たのは23時45分頃。行列は本当にしんどかったですが、チェキで癒されました。みんな、メンズアイドル現場に行くといいよ!

赤羽経済新聞オープニングイベントに招待されてみた!#王子法人会

3月の最終週は、王子法人会の活動が4件ありました。

まずは26日(火)青年部会の打ち合わせです。4月9日に行われる第8回定時総会の段取りが確認されました。翌27日(水)は広報委員会のメンバーとして広報誌の取材。と言っても、食事を食べるだけですが……。いわゆる「このあとスタッフがおいしくいただきました」のスタッフ役です。王子法人会の広報誌「KITAきつね通信」は、どなたでも無料で閲覧、ダウンロード可能となっています。

https://www.oji-hojinkai.or.jp/kitakitsune/

翌28日(木)は東京法人会連合会(東法連)青年部会連絡協議会(青連協)第5ブロックの第6回定例役員会および懇親会に出席。来年度の事業についての確認が行われました。

■赤羽経済新聞OPENING EVENT

東法連青連協第5ブロックの定例会は夕方から開催だったのですが、この日の昼は「赤羽経済新聞OPENING EVENT」が開催され、王子法人会青年部会のメンバーも招待されました。「赤羽経済新聞」は「みんなの経済新聞ネットワーク」の一員で、昨年12月からスタートしたニュースサイトです。

https://akabane.keizai.biz/

会場はソーシャル・ビジネス・ワークセンターAKABANE(SBWA)というコワーキングスペース。“コワーキングスペース”は1つのキーワードとなります。

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プログラムは、赤羽経済新聞の三浦真実編集長による挨拶。ゲストとして登壇した3名、みんなの経済新聞ネットワーク代表・シブヤ経済新聞の西樹編集長による基調講演、大宮経済新聞の星野邦敏編集長、高田馬場経済新聞の森下ことみ編集長による事例発表が行われました。そしてコミュニティビジネスサポートセンターの永沢映代表理事ファシリテーターに迎えたトークセッションという流れです。

特に印象的だったのは、コワーキングスペースが「経済新聞」の中心になっているという事例発表です。記事のネタ探しや取材交渉などで、コワーキングスペースに集う“人脈”が有効に働いているとのこと。コワーキングスペースには新規事業の立ち上げを目指す人間が集まるため、「経済新聞」は、その活動を広報することで支援できる。こうして人脈を作り、新たなコワーキングスペース利用者への支援を拡充できるという内容でした。

コワーキングスペースと「経済新聞」の相乗効果に関する話は、非常に興味深かったです。人が集まるということは、それだけでパワーになる。これはJリーグクラブほか、地域スポーツクラブの存在意義などでも語られることです。コワーキングスペースに集まる人間の数は、それほど多くないかもしれないが、事業立ち上げなど、目的意識を持っている人間なので“濃度”の高いネットワークを構築できる。これは重要な視点だと感じました。

王子法人会としても、インターネットを使った広報活動を充実させたいですね。

声優Jrバスケ3×3 第二回公式戦 ~SJ3.LEAGUE2019春~を観戦してみた!

1週間ぶりぐらいに原稿を書きます。年度の変わり目ということで、私も人並みには忙しかったということです。今日の記事は、3月24日(日)に観戦した「声優Jrバスケ3×3 第二回公式戦 ~SJ3.LEAGUE2019春~」の感想です。新人の女性声優が、東京五輪から正式種目になった「3人制バスケットボールリーグ」の大会を行うというイベントです。“いろもの”のように感じる方も多いかと思いますが、実際に観戦してみるとレベルも高く、かなり面白かったです。

■意外と多い女性客、その目当ては?

東京五輪に関係する仕事で、3×3バスケの原稿を書いたことが、SJ3を観戦しようと思った直接のキッカケとなります。あとは、東京エクセレンスの試合にゲストで来た「CLU+CH」がかわいかったから。スポーツができる女性って素敵ですよね。

https://cho-animedia.jp/sj3/team/cluch/

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ちなみに東京エクセレンスの試合では、ジュニアチームとフリースロー対決を行ったのですが、CLU+CHの方はシュートがなかなか決まらず、負けていました。フリースローはほぼ決まらない。これがSJ3のレベルを示す、1つの基準となるでしょうか。ただしバスケットボール女子日本リーグWJBL)のデータを見ても、低い選手だと60パーセント台のため、極端にレベルが低いという意味ではありません。

https://www.wjbl.org/leaders/

大会は9チームによるノックダウン形式。第1回の優勝チームが、学研プラス所属のCLU+CH。残りは81プロデュース所属の3チーム、日本工学院所属の2チーム、東京声優アカデミー、北斗ペンギン、ロケットスペースから1チームずつという構成です。基本的なルールは「3×3」と同じですが、試合時間は8分(通常は10分)でした。

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会場は東京都豊島区の南長崎スポーツセンター。池袋から電車と徒歩で15分ぐらいの場所です。入場料は無料。しかし、事前に参加選手を見た限りだと、私が知っていたのは、元A応P福緒唯さんぐらい。エキシビションA応Pの選抜メンバー(小嶋凛、堤雪菜、春咲暖、星希成奏)が来るとはいえ、そんなに客はいないだろうと思ったのですが……、結構な人数が来ていました。というか、女性が多い。どうやら、MCを務める人気声優・駒田航さん目当てのようです。

■アニソンDJのプレイを聞くだけでも楽しい

オープニングでは、豊島区長の高野之夫氏(81歳)も挨拶をするなど、行政もバックアップしているもよう。まあ高野氏は4月の選挙で6選を目指すみたいですからね~。豊島区の隣、私が住む北区も、花川與惣太氏(83歳)が5選を目指すみたいなので、これぞ高齢化社会という感じですね。

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それはともかく試合開始。バスケにDJは付き物ですが、今回DJを務めたのは、DJシーサーさんとDJゲッツさんということで、実質アニクラです。入場者には無料で鳴り物としてハリセンが渡されていたのですが、アニソンに合わせてハリセンをたたくのが楽しい。ぶっちゃけ、バスケに興味がなくても、アニメに興味があれば楽しめるという感じです。

1回戦のスコアは8-0、11-1、2-9、10-15。最後の4試合目だけは接戦になりましたが、チームごとのレベル差を感じさせる結果となりました。1回戦3試合目が終わったところで、エキシビションマッチが開催。2回戦から登場のCLU+CHとA応Pによる対戦です。

A応Pは星希成奏さんが健闘したものの、スコアは15-3でCLU+CHの圧勝。A応Pは165センチで、元バスケットボール部広瀬ゆうきさんがいれば……という感じでしょうか。A応Pでは広瀬ゆうきさん推しなので、今度参加してくれたら、うれしいですね。

■圧倒的だけどズルいとは感じさせない

さて圧倒的な強さを見せたCLU+CHですが、私が試合を見るのは今回が初めてでした。そして、あることに気付きます。石原千尋さんと町田美優さんはすごいけど、宍戸智恵さんは、それほどうまくない!そして、もう1人のメンバーは全く試合に絡まない。どうやら、もう1人のメンバーはスタッフで、声優ではないようです。

原千尋さんと町田美優さんは、明らかにバスケットボール経験者で、ロールターンでゴール前に切れ込んでシュートを決めるまでの動作がスムーズ。ドリブルで進めないと思ったら、もう1人にパス、あるいは2ポイントシュートを狙える。ホント、見ていてカッコイイ。3位決定戦前に、選ばれた観客がフリースローをするというイベントが行われたのですが、その時、女性参加者が「駒田航さん目当てで来たけど……」と前置きし、石原千尋さん、あるいは町田美優さんのファンになったと言っていたのが、印象に残っています。

一方、宍戸智恵さんは、それほどうまくない。というか、決勝戦に出場した7選手の中では、おそらく一番うまくなかったと思います。それでも、ディフェンス時は誰か1人の前に立ってマークをしたり、攻撃時はゴールの下に立ってリバウンドを狙ったりと、しっかりゲームに関与できている。ディフェンスの時は、自分でマークを見つけているようでしたが、攻撃時は石原千尋さんと町田美優さんがコーチングをしているようです。こういうのが重要なんですよね。

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結局大会はCLU+CHの連覇で終了。CLU+CHは非常に強いチームですが、だからと言って、全員がバスケットボールがうまいわけでもない。確かに町田美優さんは突出している印象ですが、ズルいとは感じさせない、良いあんばいになっている。それが面白いと感じた要因ではないかと思います。

昔、芸能人フットサルがブームになり、私も取材をしていたのですが、これが衰退した原因の1つに、大人げない補強をしたチームの存在が挙げられると思うんですよね。今回は応援だけしていた福緒唯さんが試合に出られるぐらい、ゆるい感じで大会を運営してくれれば楽しいかなと思います。例えば、主演作1本に付き1ポイントのボーナスが付くとか。

 

shibuya circuit live Vita va raveでサーキットイベントを体験してみた!

3月20日(水)の記事を3つ掲載。現在無職みたいなものなので平日にもかかわらず遊びまくっていますが、もちろん祝日も遊びまくっています。というわけで翌21日(祝・木)は、「shibuya circuit live Vita va rave」というサーキットイベントで遊ばせていただきました。

サーキットイベント、あるいはサーキットフェス、ライブサーキットとは、自由に行き来可能な複数の会場で開催されるイベント(ライブ)を指す言葉です。「shibuya circuit live Vita va rave」では、渋谷・道玄坂にある5つのライブハウス、duo MUSIC EXCHANGETSUTAYA O-EASTTSUTAYA O-WESTTSUTAYA O-CrestTSUTAYA O-nestが会場となりました。O-EASTO-WESTO-CrestO-nestは名前が似ているので、しばしば間違えてしまうのですが、どこに行っても大丈夫ということです。

チケットは諸経費込みで3862円。さらにドリンク代が600円ということで、合計4462円となります。ただし、開演前に入場して終演までいると500円がキャッシュバックされるという仕組み。おじさんは貧乏性なので、キャッシュバックをもらえるプランを立てることにします。

■軸となるのは若井友希さん!

そもそも、このイベントに行きたいと思った理由は、若井友希さんが“ソロで”出演されるからでした。若井友希さんは声優アイドルユニット「i☆Ris」のメンバーですが、彼女の魅力は歌にあります。i☆Risのライブでは基本、推ししか見ていないのですが、それでも若井友希さんの歌声はエモく、心に響くのです。でも、推しがいるなら、推しの方を見たいじゃないですか。そうなると、じっくり若井友希さんを見るためには、ソロのイベントに行くしかない。

というわけでタイムテーブルを確認すると……。

https://twitter.com/vita_va_rave/status/1101724781823447040

若井友希さんの出番はO-WESTで17時05分から。これが軸になります。で、若井友希さんは背が低いため、なるべく前の方に行きたい。これが最優先のオーダーです。若井友希さんの次は、同じくi☆Risのメンバー・芹澤優さん。芹澤優さんを見られるのに見ないという選択肢はありません。

そのほかで見たいアーティストは……。「新しい学校のリーダーズ」と「わーすた」ぐらいでしょうか。あとは当日、その場の流れに任せることにします。

■当日の流れと感想

12時、道玄坂に到着。意外と人がいる!今回のイベントは男性アイドルやユニットも参加するため、女性も多かったです。取りあえず開演が一番早いという理由でO-WESTに入場。リストバンドを受け取ります。

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BananaLemon
https://www.bananalemon.jp/
「TYO発ダンス&ボーカル ガールズ・スクワッド」とのこと。全員がPUMAのスポーツウェアを着こなしていたことが印象に残っています。スポーツイベントのオープニングアクトとか、ハーフタイムショーとかに出演してそうだなと思って調べてみたら、V.LEAGUEの開幕戦に出演されていました。というか、その現場に私もいました。

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バナナレモン(通称バナレモ)というグループ名が、非常にポピュラーな一般名詞のため、全く記憶に残っていなかったです。

Miracle Vell Magic
https://www.miraclevellmagic.com/
私が見に行く(友人に誘われる)アイドルは、MCが短めで、ひたすら歌唱する場合が多いのですが、ミラクルベルマジックは、ひたすら歌までの前振りが長い。こういうアプローチもあるよねと気付かされました。

Fullfull Pocket
https://www.fullfullpocket.com/
次のグループのパフォーマンスログまで時間が空いているため、duo MUSIC EXCHANGEに移動。フルフルポケットのパフォーマンスが行われていました。最後の2曲ぐらいしか聞けませんでしたが、ライブアイドル現場でよく見掛けるオーソドックスなスタイルに、心が安らぎます。

lol
https://avex.jp/lol/
エル・オー・エルは女性3人、男性2人による5人組ユニットです。整った顔立ちで、ダンスや歌もうまく、役者やモデルとしても活躍している。普段行くアイドル現場やアニメ声優現場では遭遇しないタイプなので、とにかく新鮮に感じられました。

恋するフリーク(Koifuri)
https://koisurufreak.themedia.jp/
再びオーソドックスなアイドルグループが登場。公式Webサイトを見ても最新の情報が掲載されていない……。どうやらリニューアルして「Koifuri(コイフリ)」として活動するようです。推しはイエロー担当の千葉妃理さん。理由は、身長が一番高いから。顔の造形だけだと、区別できる自信がないのです。

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JINSEOK
https://www.jinseok.jp/
新しい学校のリーダーズまで時間があったので、O-nestの途中にあるO-WESTで、ジンソクさんのパフォーマンスを鑑賞。いわゆるK-POP、韓流シンガーですね。流ちょうに日本語を話すし、トークの内容も面白い。もちろん歌やダンスもしっかりしている。MCで「国同士はいろいろあるけど、仲良くしたい」みたいなことを話していたのですが、全くその通りだと思います。好青年!

新しい学校のリーダーズ
https://leaders.asobisystem.com/
ジンソクさんのパフォーマンスを見終えた後、階段をさらに上り、O-nestへ。見たいと思っていた新しい学校のリーダーズのパフォーマンスを鑑賞します。過去記事も熱心に読まれている方はお気付きと思いますが、私の嗜好(しこう)をまとめると、背が高くてメガネを掛けている女性が好きとなります。新しい学校のリーダーズのSUZUKAさんは、そのストライクゾーンど真ん中なのです。実際に見ても、超かわいい!という印象しかありませんでした。特典会にも参加したかったのですが、そろそろO-WESTに戻らなければ……。

Mew Mew
https://mewmew-official.com/
O-WESTに入ると、ジンソクさんの時と客層が変化しています。具体的には水色や赤色の服を着た男性が増えている。水色の人、芹澤優さんは単独バースデーライブで品川ステラボールを埋められるぐらいですから、そりゃまあ、目当ての人が多いのは当たり前ですね。

さてミュウミュウですが、フューチャーベースを軸にした歌唱が特徴ですが、オーソドックスな3人組女性アイドルという印象です。フロア前方を埋めているのでi☆Ris勢だったので、普段とは異なる雰囲気で戸惑いを感じていたかもしれませんね。

ハニカム.トーキョー
http://honeycome.tokyo/
5人組男性アイドルです。これまで男性ライブアイドルの現場に行ったことはないものの、すごく興味があったので、ステージを楽しませてもらいました。おじさん、イケメンも大好きなので、いつか現場に行こうと思っているのですが、どういうパフォーマンスをするのか、参考になりました。ただ、フロア前方がi☆Ris勢なので、フロアの雰囲気が分からなかったことは残念です。

友希
https://iris.dive2ent.com/
ついに若井友希さん登場です。かわいい。そして歌がうまい。TVアニメ「キングダム」第1期EDテーマの「Destiny Sky」とか、バラードも披露されたのですが、持ち時間が短い。もっと長い時間、歌っている姿を見たいので、単独イベントが開催されることを願うばかりです。

芹澤優
https://yu-serizawa.com/
セリコさん、圧巻のステージでした。i☆Risとしてのキャリアに加え、ソロでも活躍。i☆Risの中でも、ひときわ目立つパフォーマンスを披露しているので、O-WESTクラスの会場を沸かすのは、朝飯前と言ったところでしょうか。個人的には、MCで声優アワード助演女優賞の受賞報告を聞けたことが、大変うれしかったですね。最後は「最悪な日でもあなたが好き。」を披露。

若井友希さんとのコラボはないのか……と思ったら、若井友希さんを呼び込んでデュエット!しかも曲はHoneyWorks meets TrySail「センパイ。」ですよ!おじさん、2年前に「告白実行委員会」の素晴らしさを記事にしていますが、それぐらい大好きな曲を、芹澤優さんと若井友希さんが歌うなんて最高じゃないですか。これが「優勝!」というやつですね。

https://www.youtube.com/watch?v=RF_Lc6gMuI0
https://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga/ar1176013

INTERSECTION
https://intersection-tokyo.jp/
「センパイ。」で優勝してしまったのですが、イベントはまだまだ続きます。次はduo MUSIC EXCHANGEでインターセクションのパフォーマンスをチェックします。アメリカ合衆国およびキューバ出身の男性4人組。名前や自己紹介から察するに、全員日系なのかなと思いますが、顔立ちやスタイルが全然違う。日本語と英語を自然と使いこなす感じが、それだけでカッコイイ!

わーすた
https://wa-suta.world/
「The World Standard(ざ・わーるど・すたんだーど)」略して「わーすた」。5人組の女性アイドルグループです。プリティーシリーズで楽曲を担当しており、i☆Risと一緒に映画の舞台挨拶などに出演されているのを見ているので、個人的にはおなじみのグループです。推しは、パステルイエロー担当の坂元葉月さん。私は「姉萌え」なので、グループ最年長(といっても弱冠二十歳ですが)というのが、推しポイントです。さすがavexが力を入れているだけあって、良い感じのステージを披露してくれました。duo MUSIC EXCHANGEのトリということで、最後はハイタッチでお見送り会。いや~良かった、良かった。

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BuZZ
http://buzz-official.jp/
キャッシュバックは全公演終了後に行われるので、O-WESTに戻り、BuZZのパフォーマンスを鑑賞します。検索するのが面倒なグループ名ですが「#3u22」というハッシュタグを用意するなど、ちゃんとマーケティングも考えられています。ボーカル4人、楽器演奏者4人の男性8人組ユニット。ボーカル4人はホスト風で、MCが面白い。生演奏のため、その場で楽曲をアレンジできるなど、想像していた以上のパフォーマンスを披露します。i☆Ris勢は一掃され、フロアを埋めているのは女性たち。そうそう、こういう雰囲気を体験したかったんだ!これまで体験したことがないステージだったので、とにかく感動でした。

なんだかんだで7時間以上も楽しんでしまったのですが、2日連続で遊びまくった結果、23日(金)は体調が最悪だったことを報告しておきます。