1日3食にしてみた!

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20時に終業時刻を迎えた後、所属騎空団のアサルトタイム(グランブルーファンタジー)まで2時間あるので、その時間を利用してブログの記事を書いています。

さて「1日3食」を実現する上で「早起きが最大のネックになる」と書いたのですが、意外と簡単でした。もうアラフィフなので、若い時のような夜更かしは無理ということもあり、早く目が覚めるんですよね。ただ、これまでは早く起きても、特に何もすることがないので「二度寝」するしかなかった。本当は朝活(グラブルの島ハード巡りとか)をすれば良いんでしょうけど、二度寝って最高のコンテンツじゃないですか。

ただ、ちょうど新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による緊急事態宣言が出ており、芸能人がネット配信とかを積極的にしているタイミングだったことが良かった。なんと澁谷梓希i☆Ris)さんがInstagram(インスタグラム)でラジオ体操のライブ配信を始めたのです。毎朝7時20分ぐらいから。これを視聴すればいいじゃない!ということで、朝7時台に朝食が採れるようになります。ホント、ずっちゃんには感謝です。澁谷さんのインスタライブは4月下旬から5月上旬の3週間行われたのですが、おかげで早起きの習慣が身につきました。いまは6時25分からEテレで放送されるテレビ体操をやっています。

 
 
 
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消え…

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こうして最低4時間の間隔を空けての「1日3食」は実現できたのですが、次のハードルはカロリー制限です。間食は我慢できたものの、朝食を食べ終わったら昼食が気になるし、昼食を食べ終わったら夕食が気になる。夕食が終わったら、もう寝たい。そんな感じです。1日1630kcal(適正)でも十分つらいのに、それよりカロリーを減らさないと改善にならないって……。

テレワークで1日中部屋にこもりっきりだから、大してカロリーは消費していないと頭で分かっていても、手の届くところに冷蔵庫とかあるの、精神衛生的に良くないですよね。というわけで、身体活動量を「やや低い」(テレワークですからね)から「適度」まで上げるしかない。そういうわけで散歩を始めたのでした。身体活動量が「適度」になると、適正エネルギーは1950kcalになるので、随分と楽になるのではという目論見(もくろみ)です。

おっと、英美里・美佑といっしょに『グラブル』! 第91回【ファミ通】がスタートしてしまった。

栄養指導を受けてみた!

20時に終業時刻を迎えた後、所属騎空団のアサルトタイム(グランブルーファンタジー)まで2時間あるので、その時間を利用してブログの更新を再開することにしました。なので、5月12日の記事と同じように、文章の途中でも、原稿執筆を切り上げることがあります。

さて生活習慣を改善するため、栄養指導を受けることになります。まずはヒアリング。「いまテレワーク作業で……」と、指導員に現状を説明します。次に、私が話した内容を踏まえ、指導員が「糖尿病の食事療法の基本」というパンフレットを元に、どのように生活すべきかを説明します。糖尿病の治療は「薬物療法」「運動療法」「食事療法」の3本立てですが、栄養指導では「食事療法」の方法が示されます。

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基本的な考え方は「腹7分」。私の標準体重は65キロなので、1日に摂取するカロリーは1630kcalが適正となります。これはあくまでも適正値。やせるためには、これ以下にする必要があります。で、具体的な食事例を説明されたのですが、「マジか!?」という少なさ。いきなり実践するのは無理だと確信します。

そこでカロリー制限の前に、正しい食生活を身に着けることが目標となりました。「1日3食」。そこには「間食はしない」ことも含まれます。仕事の始業時刻は12時。テレワーク中なので極論、11時30分に起きれば良いわけです。さすがに、そこまで怠惰ではありませんが、1日2食+間食という生活を続けていました。間食が良くないことは分かるのですが、1日2食の方が摂取カロリーを抑えられるという計算です。

しかし指導員からは、血糖値を安定させるためには、1日3食の方が良いと説明されます。一度に高いカロリーを摂取すると、血糖値が食後に急上昇するため、食事の回数を3回にすることで、一度に摂取するカロリーを抑えた方が良いというのです。また、血糖値が上がった後、正常値に戻るとするタイミングで「間食」すると、再び血糖値が上昇するため、これも良くないと言われました。摂取カロリーについては、なんとなく分かっていましたが、血糖値を安定させるという視点は全くなかったので、目からうろこ気分です。

具体的に食事の間隔は、どれだけ取った方が良いのか。指導員の答えは「4時間」でした。朝食が9時で、昼食が11時とかだと意味ないですよね。というわけで、摂取カロリーの制限を目標に据えつつ、まずは「1日3食」「間食をしない」を当面の目標としました。しかし夕食は「休憩時間」を使うとして、昼食は始業時刻の12時より前にしたい。11時30分に設定するとして、次の食事まで4時間の間隔が必要となるので、朝食は7時30分。早起きが最大のネックになるのでした。

きょうは山北早紀i☆Ris)さんのSHOWROOMショールーム)「おつかれさきさま」を視聴するので、ここまで。

www.showroom-live.com

血糖値を急上昇させてみた!

最近、近所の散歩を始めました。不要不急の外出を控えるべき時期ではありますが、必要な行為という認識です。順を追って説明しましょう。

私は現在、とある団体のWebメディアで記事を書く仕事をしているのですが、その編集部があるオフィスへと最後に出社したのは2月20日のこと。この日を最後に、現在(5月12日)に至るまで、自宅作業が続いています。緊急事態宣言が延長されたので、取りあえず5月31日までテレワークとなることが確定しています。

私は糖尿病なので、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を罹患(りかん)したら重症化しそうなため、3月以降は外出を控えるようになります。2月はJR東日本のスタンプラリーで電車に乗りまくっていたのですが、3月以降、電車に乗ったのは2回だけ。特に3月は、4日(病院・映画鑑賞)、10日(ひとりカラオケ)、16日(銀行振込)、24日(本屋)、31日(墓参り)の5回しか靴を履いていません。

さて3月初旬に血液検査を行い、その結果確認&処方箋をもらうため、4月1日、近所(歩いて5分)にある病院へ行ったのですが、主治医からは「かなり悪いよ」と告げられます。血液検査の結果が悪いのはいつものことですが、血糖値の指標であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)値が9.2パーセントに上昇しているとのこと。その前に行った検査では7パーセントだったので、急上昇です。ちなみに基準値は4.6~6.2パーセントとなっています。

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7日に再検査をした結果、今度は10.2パーセント。こうなると専門医に診てもらうしかないので、14日に大学病院で受診することになります。そこで先生からは「入院した方が良い」と言われます。私としては、新型コロナウイルスの影響により、ちょうど仕事が減りそうだったので、それもいいかなと思っていたのですが、病院としても新型コロナウイルスの影響により病床を確保しておきたいとのこと。結果、より強い薬を処方してもらい、自宅療法を続けることになるのですが、それとは別に食事療法の指導を受けることになります。

食事療法の指導員からは、「薬」「食事」「運動」の3本立てで生活習慣を改善する必要があると言われます。そこで、いろいろと改善を試みるのですが……。今回はここまで。久しぶりにブログ文章を書いたので疲れました。

あいちトリエンナーレ2019に行ってみた!(名古屋市の会場のみ)

2019年9月10日、あいちトリエンナーレ2019(名古屋市の会場のみ)に行ってきました。理由は、津田メルマガの連載で、次のお題が「あいちトリエンナーレ」だったからです。

ぜひ、さみーさんにお願いしたいのは、ぜひ1泊なり2泊であいちトリエンナーレ来てもらって、さみーさんに視点でこの展覧会のレビューを書いてほしいということですね!

https://aichitriennale.jp/index.html

ちょっと前までは無職みたいな生活を送っていたのですが、現在はサラリーマンみたいな生活を送っているので、いきなり1泊とか2泊と言われても困るわけです。そこで取りあえず直近の“暇な”休日だった、9月10日に名古屋へ行くこととしました。

■就業時間終了~リッチでモーニング

津田メルマガの連載ですが、特に交通費とか宿泊費が支給されることはないため、可能な限り費用は抑えたい。そこで選択したのが、高速バスでの移動です。特に土・日・祝の絡まない平日であれば、安価で移動できます。就業時間が20時までなので、会社が終わった後にバスタ新宿へ向かいます。出発予定時刻は24時30分。かなり時間があるので、映画「天気の子」を見ることにします。

新宿ピカデリー前のサイゼリヤで、ミラノ風ドリアとドリンクバーを注文(489円)。上映時間まで、ゆっくりと豪華ディナーを楽しみ、いざ映画鑑賞です。ちなみに6回鑑賞したら1回無料の鑑賞クーポンを使っているため、映画鑑賞の料金は0円です。

さて高速バスで出発。4列なので、隣席次第では最悪となりかねないのですが、往復ともトラブルは特になし。私はリクライニングシートを倒さなくても寝られるぐらいなので、東京-大阪間の移動ぐらいなら、なんの問題もないんですよね。今回は大阪より近い名古屋ですし……。というわけで、バス代は往復合計で4230円でした。

さてバスは6時15分に名古屋南笹島ライブへ到着します。高速バスの移動における最大の難点は「早朝することがない」ですが、取りあえず名古屋はモーニング文化があるため、7時ぐらいには店が開きます。というわけで名古屋駅地下街の喫茶リッチで朝食(486円)とします。

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■早朝の時間つぶしは史跡巡り

朝食の時間は、長くても30分程度です。それに対して、あいちトリエンナーレで最も開場時間が早い名古屋市美術館でも、開場時間は9時30分と、2時間ほど“暇”となります。これは高速バスによる移動にありがちなことですが、私の場合は史跡巡りで時間をつぶします。Google Mapで「史跡」と入力すれば、いろいろな史跡が見つかります。史跡は街に置かれたモニュメントみたいなもの。ほとんどは入場時間みたいな概念がなく、どんな早朝でも見学できるのです。

「山英商店」とか「名古屋における電気鉄道事業発祥の地」とか「坪内逍遥旧居跡」「屋根神様」「小鳥町遺跡」を巡ります。気付いたら、あいちトリエンナーレ会場の1つ四間道・円頓寺の近くまで来ていたのですが、この会場は12時オープン。ということで、会場の外側だけ見学しました。

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その後、地下鉄を使って名古屋市美術館愛知芸術文化センター、四間道・円頓寺を巡るのですが、そこら辺の感想は、津田メルマガ向けに執筆することにしましょう。ちなみに地下鉄の交通費は合計で600円。あいちトリエンナーレの入場料(1Dayパス)は1600円でした。

■夜行バスまでの時間つぶしはカラオケ

さて17時過ぎに最後の展示(Synchronized Cherry Blossom)を見終えて、あいちトリエンナーレ巡りは終了です。取りあえず、おなかが減ったのでサイゼリヤに入ります。ミラノ風ドリアとドリンクバー、さらにフリウリ風フリコを頼む、豪華ディナー(788円)です。

夜行バスは、名古屋駅西口ゆりの噴水前に23時30分集合。かなり“暇”です。こういう場合の選択肢はいくつかあるのですが、映画は時間が微妙に合わない&疲れて寝てしまうだろうから除外。ゲームセンターでアイカツ!という手もありますが、ドレスを家に置いてきてしまった……。というわけで、カラオケを選択します。カラオケバンバン名古屋太閤口店は、18時から翌朝5時までのフリータイム(ヒトカラ)が1458円。ソフトドリンクバー無料ですから、非常にコストパフォーマンスがよろしい。

レシートによる18時43分入店で、22時52分退室で、滞在時間は4時間9分。カラオケDAMの履歴によると41曲歌ったようです。カラオケで歌って疲れると、バスでぐっすり寝られるという効果も期待できるのです。

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そんなわけで9月11日の6時30分に池袋サンシャインバスターミナルへ到着。7時ぐらいに徒歩で帰宅し、風呂とか朝食とか、軽く就寝をして、12時からの就業時間に備えるのでした。今回かかった費用は、雑費(主にペットボトル飲料代600円)を含め、合計で1万0351円。取りあえず、原稿料の範囲内に抑えられたので、まあ成功と言えるでしょう。

「『おとなのひきこもり』になった時、考えてほしいこと」を観覧してみた!

■近況報告

人生は一度きりなので、いろいろなことを体験したい。「視野を広げたい」とも言い換えられますが、首を振った程度では、せいぜい周辺が見えるようになるだけ。視野を広げようと思ったら、自分の立っている場所を変える。これで最も効率的な手段です。そんなわけで最近、有限会社ブンヤの代表取締役というポジションを残しつつ、ほかのオフィスに電車出勤して働くというプレイをしています。いわゆるサラリーマン風な生活を送っているのですが、メリット・デメリットの両方を感じます。

メリットは、いつも同じ環境で働けること。ちょっと前までは派遣会社に登録し、指定された現場で肉体労働をしていたのですが、この場合、集合場所と解散場所が毎回異なります。ところが会社勤めになると、毎回同じ現場で同じ時間だけ働けば、給料をもらえます。しかも日給換算で日雇い労働の2倍弱も!あと毎月シフトが組まれるのですが、変更がない限り、約1カ月先まで予定が定まることは、かなりありがたい。日雇いの派遣労働だと、自分に仕事が回ってくるかどうか、毎日が勝負ですからね。

一方デメリットは、プライベートの時間が短くなったことです。片道1時間の通勤プラス休憩込みで8時間の労働となると、その日は仕事以外のことをする気力がなくなります。世のサラリーマンは週休2日でこんな日常を過ごしているのかと思うと、尊敬の念しかないですね。あとは、活動の意欲が低下したように思います。もともと予定を立てていないと、休日は家でゴロゴロして終了というタイプなのですが、その傾向が強まった気がします。

いま6連休の4日目ですが、初日の8月9日(金)は、会社勤め以外の仕事と錦糸町で行われた講習会に出席して終了。10日(土)は、コミックマーケット96の声優島で2冊ほど買い物をして終了。i☆Risのリリースイベントが中止になったことも、やる気の低下に拍車を掛けました。11日(日・祝)は、澁谷梓希さんのイベント(夜の部のみ)に行っただけで、それまでは、ちょっと事務系の仕事をこなした程度。そして本日12日(月・休)は、朝からゲーム三昧で、さすがに「これは良くないぞ」と思い、こうしてパソコンのキーボードをたたいているという感じです。

■「おとなのひきこもり」になった時、考えてほしいこと

少し前ですが7月25日(木)に朝日新聞メディアラボ渋谷分室で開催された、下記のトークイベントに行ってきました。

「おとなのひきこもり」になった時、考えてほしいこと
菅野久美子×赤木智弘×常見陽平――孤独死3万人の道しるべ
https://peatix.com/event/737644

私は1997年3月に大学を卒業、まさに「ロストジェネレーション」(1993年から2004年ごろまで、新卒の求人倍率が極めて低かった時期に社会に出た世代)に当てはまるため、この問題には強い関心を持っています。ちょっと前に思い立って“就職活動”をしてみたのですが、ホント仕事がない。介護職や清掃員、警備員、タクシー運転手など、そういう仕事はあるのですが、自分のキャリアに見合った仕事は全く見つからない。私の希望している出版とかメディア業界自体の事情や、私の力不足ということもありますが、全然ダメでした。そんなわけで派遣の肉体労働を始めたのですが、これが予想以上につらい。肉体労働なので肉体的にもきついのは当然ですが、精神的にもきつい。1日中罵倒されるだけなんて時もありますからね。そりゃ「ひきこもり」になる人が出てくるも当然なのかなと思います。

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トークイベントで気になったキーワードをいくつか挙げようと思いますが、まずは「企業に対する不信感」。これについては、登壇者の1人・赤木智弘氏が記事に書いています。

「ロスジェネにつながりはいらない」赤木智弘さんが語る唯一の救済策
https://withnews.jp/article/f0190806000qq000000000000000W0cv10301qq000019568A

時給1000円弱で160時間働いてようやく15万円程度の給料をもらう40代のフリーターに、月30万円の仕事を紹介したら、フリーターはすぐにその仕事に飛びつくだろうか? いや、非常に警戒をするはずなのだ。なぜなら、月160時間必死に働いてようやく15万円もらえるのだから、もし月30万円の仕事などに就いてしまえば、2倍近い苦しくひどい労働をさせられるのかと、警戒するのである。

日雇い労働を体験した身からすると、ものすごく納得です。時給が高い仕事には、高いなりの原因がある。先ほど記した「1日中罵倒されるだけ」の仕事も、時給は高かった。でも、やりたい人がいないから、私のところまで回ってくる。給料が良い仕事には裏があることは、もはや常識です。

ところが現在の仕事、空調ばっちりのオフィス内で、パソコンのキーボードをカタカタたたくだけの仕事は、日雇い仕事に比べ、日給換算で約2倍のお金がもらえる。もちろん、キーボードをカタカタたたくにも技術が必要ですが、「1日中罵倒されるだけ」より大変かというと全くそんなことはない。フリーランスのライター稼業でも、大変さと原稿料は正比例するとは限りません。大変な作業だった割にギャラが安い、適当に知っていることを書いただけで高額な原稿料をもらえたという経験は、同世代のライターなら誰にでもあると思います。でも、文字数×〇円という原稿しか書いたことない人に、そういう話は理解してもらえません。

「世代内格差」も重要なキーワードです。ロスジェネ世代が全て貧乏ならば「ロスジェネ世代全体を救えば良い」となるのですが、ロスジェネ世代の著名人に金持ちが多いことも事実です。堀江貴文氏は1つ年上ですし、前澤友作氏は2つ年下。こうしたことから、常見陽平氏の発言だったと思うのですが、「若い世代は、しんどいロスジェネ世代を見たことがない」というのです。これも分かります。私もロスジェネ世代ですが、周りにいる同世代は、なんだかんだで“うまく”生きている人たちばかりです。私の周りにいるロスジェネ世代は大体オタクですが、アイドル現場でチェキを撮ったり、遠征したり、文化的な最低限の生活が送れている印象を受けます。王子法人会青年部会の面々なんかは、基本的に会社経営者(もしくは後継者)ですからね。しかし派遣で肉体労働の現場に行くと、社員としてですが、私たちと同じような仕事をしている同年代(と思われる人)を見掛けることは多い。もちろん派遣に比べれば高給取りだとは思うのですが(就職サイトの情報を見る限り……)、どのようなキャリア形成を考えているのか。まあ私に言われたくないでしょうが。

菅野久美子氏は「セルフ・ネグレクト」というキーワードを挙げていました。ネットで調べたら、菅野氏の記事が見つかりました。

就職氷河期世代を襲う「セルフ・ネグレクト」 自らの健康を蝕む「緩慢な自殺」とは?
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/12/post-11444.php

私の場合は家族と同居していることもあり、孤独死みたいな状況になりづらいのですが、自分のことがどうでもよくなる感覚は分かります。まだ、それなりに収入があって、衣食住だけでなく、オタク現場に行きたいみたいな欲求もあるから良いですが、加齢とともに体力は低下しますし、趣味のために外出しようという意欲が衰えていることは感じます。さらに収入も減れば、趣味にお金を掛ける気持ちもしぼむでしょうし、そうなると生きていることに意味を見いだせなくなる。そういう悪循環は容易に想像できます。

そもそも長生きできるかどうかも分からないのに、将来を悲観しても仕方ないとは思いますが、人生再設計第一世代とか言われてもねぇ……。よく分からない支援の枠組みを作るぐらいなら、直接お金を配ってもらった方がありがたいとしか言えないですね。

自分の御朱印帳と母の御朱印帳を見比べてみた!

私は津田大介氏の有料メルマガで、「○○レビュー」という月1連載を持っています。で、今回のテーマに関する序文を書こうと思うのですが、その前に。

現在あいちトリエンナーレで話題の津田氏ですが、「表現の不自由展・その後」に関しては昨年11月11日、「情報戦争を生き抜く」出版記念イベント後の飲み会で、「こういう企画を考えてるんだ」と津田氏本人から話を聞いていました。私は「面白そうじゃん」と答えたのですが、準備は大変らしく「街宣車対応に詳しい弁護士と相談している」とか「電話によるクレーム対策は、いろいろ調整している」とか、そんな話をしていました。実際に開催されると、津田氏が想定したような事態がフルコースで並んだわけですが、「ガソリン携行缶持ってくる」とか、ほんの数週間前の爆破テロを持ち出されれば、中止という判断も仕方ないのかなと思います。

■今回のテーマは「御朱印

今回の「○○レビュー」。テーマは「御朱印」に決まったのですが、私が御朱印を集めるキッカケとなったのは、「からかい上手の高木さん」でした。現在は第2期がTV放送中ですが、第1期(2018年1月期)の時、東京都墨田区押上にある高木神社とコラボで、御朱印帳が発売されたんですよね。これを入手したことが、御朱印集めの始まりとなります。

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https://takagi-jinjya.com/goshuin.html

遠い昔、小学生の頃、なんの気なしに駄菓子屋でガンダムのトレーディングシールを買ったら、最初の1枚で当たりが出てしまい、アルバムをゲット。アルバムをゲットしたことで、なんかシールをコンプリートしないといけない気分になってしまったことを思い出しました。

■母親の御朱印

いわゆる“御朱印ブーム”は、パワースポットめぐりからの派生で、ここ数年のものと認識していますが、その起源は室町時代までさかのぼれるようです。そんな昔のことは分かりませんが、私にとって御朱印というと、母のことが思い出されます。

母はいまから24年前、50歳の時にがんと診断されて手術を受けたのですが、それ以降「与えられた命」だと意識するようになります。もともと社交的な性格でしたが、手術後は介護ボランティアなどを行うようになります。また同時にお寺(浄土宗)の行事にも積極的に参加。がん研究会附属病院(当時は大塚にあった)で同室だった友人などと旅行することも多かったので、御朱印帳を手にすることは自然な流れだったと言えます。

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ちなみに随分と老いましたが、母は現在も元気です。ただ、がん研で同室だった友人は、母より若かった人を含め、全員が亡くなっています。御朱印帳を見返し、切なげな表情を浮かべる時があるのですが、ともに旅行した友人のことを思い出すのでしょう。人間の記憶力なんてアテになるものではないですが、日付入りの旅の記録は、当時の思い出を鮮明に思い出させるツールとなりうるのです。海外旅行におけるパスポートみたいなものですね。

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私の場合は、もっぱら一人旅ですが、大体イベントの“ついで”に御朱印を授かるため、イベントの記憶がセットになります。ラクエンロジックひなろじ ありがとう合宿や、大阪で開催されたInternational Fan Festival、そして徳島のマチ★アソビ……。御朱印の魅力は、御朱印そのものだけでなく、旅の記憶がセットになってこそだと思っています。

「SynapstoRy ~世界でいちばんの白雪姫~」で佐々木李子さんの芝居と歌を堪能してみた!

前回の更新から2週間ぐらいが経過しています。

その間、家電配送の仕事に就き、100キロぐらいある冷蔵庫をドライバーさんと2人、階段で2階まで運んだかと思えば、六本木のオフィスに通勤したり、王子法人会の活動としてインタビューや店舗の取材をしたり、盆踊りに参加したり、オタク仲間とキャンプをしたりと、濃密な時間を過ごしていました。

しかし、もう40代も後半ですから、すぐに疲れてしまう。家に帰ると全力バタンキューで、ブログを書く元気も出ないという感じでした。というわけで2週間前に書き始め、やっと書き終えた原稿を掲載します。

i☆Risからの佐々木李子さん、だもん!

6月29日(土)は「さーくるふぁいあー!! vol.4 produce by SUPERBREAK」、7月2日(火)は「俺特!THE LIVE vol.2」に行ってきました。前者は澁谷梓希さん目当てで、後者は若井友希さん目当て。なんと分かりやすいi☆Risファンでしょうか。6月29日に関しては、茜屋日海夏さんが登壇したTVアニメ「手品先輩」先行上映会、芹澤優さん(福原あん役)による「プリティーオールフレンズ@ダッシュストア~Rainbow Wedding Corde~@ダッシュストア」お渡し会もあったわけですが、それはさておき……。私が行った2つのイベントには、i☆Ris以外にも共通点があります。それは、佐々木李子さんです。前者は「Fallen POP from 邪神ちゃんドロップキック」の一員として、後者は声優アーティストとしてソロで、それぞれステージを披露しました。その内容が良かったため、「次の機会があれば行ってみよう!」と思ったところ、「俺特!THE LIVE」のMCにて「終演後の物販で、イベントのチケットを手売りします」と話されたため、これは買うしかないなと思った次第です。(もちろんスマートフォンでスケジュールが空いていることを確認しましたけど)

凡俗な表現しか思い浮かばず申し訳ないのですが、佐々木李子さん、大変かわいかったです。「(美少女遊戯ユニット)クレーンゲールを見てました!」とか、「(キラッとプリ☆チャンの)ダイヤちゃんの活躍、楽しみにしてます」とか、そんな話をしたと思うのですが、最後は握手してくれました。超うれしい!というわけで、7月15日(月・祝)、秋葉原CLUB GOODMANで行われた「SynapstoRy ~世界でいちばんの白雪姫~」の夜公演に行ってきました。昼と夜で内容が異なるとのことでしたが、昼公演は先に売り切れとなっていました。

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■「SynapstoRy」とは何か?

佐々木李子さんというと、やたら歌がうまいという印象だったため、ステージ上で楽曲を歌う、いわゆる「ライブ」をするものだと思ったのですが、一緒にもらったチラシやチケットに違和感を覚えます。そこでWebサイトを調べてみました。

https://sasakirico.com/synapstory/

「SynapstoRy」とは、 シナプス(SYNAPSE)=神経接合部と、STORYの造語。シナプスとは記憶を呼び起こしたり、身体中からの五感(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)の情報を脳に伝える器官。流れてくる情報を脳内のシナプスが繋ぐことで、人は感動したり、悲しんだり、笑ったり、幸せと感じたりします。「歌を蒔く者」が紡いでいく物語をきっかけに、皆様の脳に瞬時に響くような、思わずハッと息が止まったりドキっとしてしまうような歌を歌いたい。セロトニンやアドレナリンやドーパミンを直接感じられるようなステージをお届けしたくてこの名前を考えました。皆様の感情の蕾が花開くきっかけとなりますように。(佐々木李子

……正直、よく分からなかったのですが、実際に見てみれば腑に落ちます。ざっくり説明すると、歌手のライブというよりは、演劇に近いものでした。ステージの規模は異なりますが、「堀江由衣をめぐる冒険」みたいなイメージです。佐々木李子さんはミュージカル「アニー」で主役を務めたこともあるそうですが、歌にも芝居にも自信があるというタレントには、ピッタリのパフォーマンスだと思いました。

チケットには「自由席」と記されていたのですが、会場には80席程度が用意され、先着順で好きな席に座るというシステムになっていました。最初から最後まで座って見られるのはうれしいですね。そうした配慮もあってか、女性客も半分近くいました。スタンディングだと後方だとステージが見にくかったり、必要以上に荒ぶる客がいたりしますもんね。

■世界でいちばんの白雪姫

劇の内容はタイトルから想像できる通り、グリム童話で知られる「白雪姫」がベースとなっております。ヒロインの白雪姫を演じるのが佐々木李子さん。共演者は、王子ほか森の小人や吟遊詩人を演じる木暮晃石さんと、語り部や継母の王妃を演じる桃河りかさんの2人です。またステージ上では、山田裕一さんがピアノを、キャノン(菅野信昭)さんがベースを演奏し、物語の雰囲気を作り出します。

登場人物のほか、「魔法の鏡」や「毒リンゴ」など、グリム童話「白雪姫」の要素を残しつつも、物語は全く異なる方向へ進んでいく。小劇場の演劇にありがちな脚本ですが、それが会場の規模にもピッタリでしたし、何よりも内容が面白かった。「贅沢な時間を味わえた」というのが率直な感想です。販売されていた次回公演のチケットも、終演後に購入しました。

ちょっとネタバレになるかもしれませんが、佐々木李子さんが今回演じた白雪姫は、ひと言で表現するならば“嫌な奴”です。昼公演は違ったかもしれませんが、夜公演の白雪姫は心の底から嫌な奴で、毒リンゴかじって死にそうになれば「ざまーみろ!」と思われる存在なのですが、そういうキャラクターを見事に演じ切っていました。アニメを通じ、声優としての演技は聞いていましたが、こういう芝居もできるのかと、新たな発見がありました。これからの活躍が楽しみですね。