喰霊-零- THE LIVE(おかわり)

さっき書いた感想が、あまりにも素人っぽかったので、書き直してみた。


5月3日、アニメ「喰霊-零-」のイベントが東京・SHIBUYA-AXで行われた。


SHIBUYA-AXはスタンディングスタイルで1,500人収容できるとされているが、1,500人以上のオーディエンスが集結したように思われる。ライブパートに次々と登場したアーティストたちは、ケミカルライトを手に熱い声援を送るオーディエンスを熱狂させた。


イベントは2部構成で、前半が「喰霊-零-超自然災害ラジオ対策室」で、後半が「百合ームコロッケ」収録曲を中心としたライブとなっていた。


喰霊-零-超自然災害ラジオ対策室」では、パーソナリティの白石稔(桜庭一騎役)、水原薫(諌山黄泉役)、茅原実里(土宮神楽役)に加えて、監督のあおきえい、シリーズ構成の高山カツヒコが登壇。伊藤敦プロデューサーは諸般の事情により参加せず。しかし、伊藤プロデューサーからは「一期一会」というテーマでトークして欲しいとの指示が出されており、5人がそれぞれの「一期一会」について語った。


白石は「今回のライブこそ一期一会」と、オーソドックに話をまとめると、二番手の水原は「しまむら」との出会いを語った。茅原は「チロルチョコ」について語ったのだが、話は脱線気味に。あおきは、もともと違う作品を作るために集まったチームで、「喰霊-零-」を作ることになったというエピソードを披露。高山は、人の顔を覚えるのは苦手なため「一期一会が人よりも多い」と話し、会場からの笑いを誘った。


あおきと高山が退場後、高橋伸也(飯綱紀之役)が登場。派手なカツラをかぶって登場し、会場を沸かせた。高橋のフリートークはあまりにも長く、「一期一会」についての話がほとんどされないままに、ラジオ番組の収録時間が終了。その後、白石と高橋の掛け合いで、後半のライブまでの合間をつなぐことになる。高橋はライブ開始直前、身についていたカツラや管狐(くだぎつね)のヌイグルミを客席に投げるなどのサービスを行い、観客を盛り上げた。


ライブパートでは、「喰霊-零-」のイメージソング集「百合ームコロッケ」の収録順にアーティストが登場し、それぞれの歌を披露した。1曲目「Dark Side of the Light」(飛蘭)では、スクリーンに第1話における特戦第四課の活躍シーンが映し出されるなど、アニメのイベントならでは演出が施されていた。


アルバム10曲目の「鎮魂の旅へ」(飛蘭)のあと、水原が登場。「夢の足音が聞こえる」のc/wである「delight and alive」を熱唱。そして、アンサーソングである「勇気の鼓動」を茅原が歌い上げた。そして、ライブはいよいよ佳境を迎える。


yozuca*が「AI」で神楽を表現すると、続いて飛蘭が「if」で黄泉を表現する。2つの曲はメロディは同じで、歌詞だけが異なる趣向となっている。飛蘭が「if」を歌い終わると、再びyozuca*が登場。3たび同じイントロが流れると、2人はそれぞれ神楽と黄泉の心情を歌い、「Reincarnation」という悲しき姉妹の共鳴を表現していく。


アンカーを任されたのは、やはり水原。「EDのアニメーションで映し出された黄泉の笑顔を思い出して欲しい」と語り、EDテーマ「夢の足音が聞こえる」を歌い、ライブはいったん終幕を迎える。


アンコールと拍手の中、再び水原と茅原が登場。キャラクターソングである「sentimental cool」と「ふたりしかいなかった」を熱唱。最後はyozuca* & 飛蘭による新曲「優しい言霊」で締めくくられた。


全楽曲終了後、ライブ出演者が全員登場。ライブの感想を1人ずつ述べると、最後は水原の音頭により、全員で手をつないでおじぎ。出演者が全員退場した後は、2階席でライブを観ていたあおき、高山に拍手が起こるなど、大盛況のうちにライブは終了した。


◆セットリスト
01.DarkSide of the Light (飛蘭)
02.Paradise Lost (茅原実里)
03.ここから、これから。 (サリヤ人)
04.Unusual Days (美郷あき)
05.Reality awake (yozuca*)
06.永遠 -TOWA- (瀬名)
07.霊喰い (妖精帝國)
08.Distance point (飛蘭)
09.Blue Butterfly (Riryka)
10.鎮魂の旅へ (飛蘭)
11.delight and alive (水原薫)
12.勇気の鼓動 (茅原実里)
13.AI (yozuca*)
14.if (飛蘭)
15.Reincarnation (yozuca* & 飛蘭)
16.夢の足音が聞こえる (水原薫)
ENCORE
E1.sentimental cool (茅原実里 & 水原薫)
E2.ふたりしかいなかった (茅原実里 & 水原薫)
E3.優しい言霊 (yozuca* & 飛蘭)